「大津・本丸句会」(第88回)

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    ☆12月24日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
     向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。 
      
    みづうみの遠(をち)を白波冬ざくら  田島和生
     
    狛犬の大口へ網冬の蜘蛛       田島和生
     
    ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)
     
    ◎ゆつくりと浮きて落葉に触るる鯉  馬場千賀子

    ◎氷魚汲むや比良の頂よく見えて  西村千鶴子

    ◎よどみなく水湧く音や漱石忌    青木陽子

    ◎冬至南瓜刃の入れどころ探すなり 熊村あけみ
     
        木之本宿
    琴の糸綯(な)ふや時雨るる脇街道 西村千鶴子
    ポインセチア胸の榾火のなほありて 竹内 悦子
    水音のして水鳥の水脈のこる     熊村あけみ
    極月やブルーシートの屋根あまた   西村千鶴子
    喜寿の夫祝ふ親族(うから)や冬薔薇 竹内 悦子
    祖父母ゐて父母のゐませし報恩講  小林和子
    冬菊の風ぐせのまま枯れにけり   中村良一
    冬菜洗ふ水の光をあふれしめ    熊村あけみ
    枯尾花日は燦爛と入りにけり    一村葵生
    極月の水尾の二筋湖の鳥         阪本節子
    冬日没るメタセコイアの長き道   山田流水
    白川の花街をゆく師走かな       阪本節子
    朝市のひときは赤き飛騨の蕪   筧 ゆき
    諍ひは一言控へ煤払               向平まゆみ
    丹波路の山里に照り木守柚子   馬場千賀子
    田に跳ねて田鳧真白き羽裏かな 馬場千賀子
    裸火に手を翳したる年の市    青木陽子
    靴底に落葉ふかふか並木道    熊村あけみ
    子別れに泣かす役者や京師走  阪本節子
    寒雀檜皮屋根から零れをり    馬場千賀子
    電柱の灯りの暈や雪しんしん   中村良一
    大空に伸びに伸びけり冬木立  小林和子
    川岸にまだ紅残る櫨紅葉      三雲宏一
    百の柚子一番風呂を一人占め 安藤照枝
    湯豆腐や休肝日なき夫のゐて 筧 ゆき
    手編ケット母の匂ひに顔埋む  向平まゆみ
     年の瀬やブルーシートの屋根の数 一村葵生
    ふくろふの啼くや通夜の灯ゆらぎをり  青木陽子
    神官の振る袖口の寒さかな    向平まゆみ
     

    ★大津本丸句会のご案内
     
     会 場:大津市生涯学習センター

       日 時: 1月29日(水)201号室 10時30分〜12時30分
         
          2月26日(水)201号室 10時30分〜12時30分

          3月24日(水) 201号室 10時30分〜12時30分
     

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     瀬田川岸に集まるゆりかもめの写真 【撮影:向平まゆみさん】
          
       

    迎春

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      明けましておめでとうございます。
       
      本年も「関西地区だより」をよろしくお願いします。
       
               2020(令和2)年 新春
       

       北嶋八重さんから、下鴨神社の「干支の大絵馬」と「蹴鞠初」の写真とコメントが送られてきました。 以下にご紹介します。
      「干支の鼠の大絵馬」は、重要文化財の舞殿(まいどの)に飾られています。二匹は、母子の鼠でしょうか・・・大絵馬には「福寿海無量」と描かれていました。
        (北嶋八重さん 記)
       
      下鴨神社干支の大絵馬.JPG

      下賀茂神社「蹴鞠初」
        平安時代の貴族らが興じた蹴鞠を奉納する新春恒例の「蹴鞠初」が4日、下鴨神社で行われました。四隅に青竹を立てた「鞠庭」で、伝統衣装をまとった蹴鞠保存会の男女8人が輪になり、「アリ」「ヤア」「オウ」と声を掛けながらシカの革を縫い合わせた鞠を右足だけで地面に落ちないよう軽やかに鞠を蹴り合いました。
        ボールを遠くに蹴るラグビーやサッカーとは違い、蹴鞠は高く上げると説明がありました。人垣で蹴り合う様子は見られませんでしたが、時折、上がった鞠を見ることが出来、新春らしい雰囲気を味わって来ました。
       
       けふことに比叡の晴るる毬始     野口喜久子
       
       紺ふかき装束翁や初蹴鞠       桂樟蹊子
       
                 (北嶋八重さん 記)
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      「福寿海無量」・・意味深長な、ありがたい「禅宗」のお言葉のようですね。

      「海のように計り知れない幸せ」を噛みしめながら暮らしたいものです。
       
      八重さん、今年も初春らしい京都の風景をお伝えいただき、ありがとうございました!
       

      「関西句会」(第203回)

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        ★ 12月22日(日)小田北生涯学習プラザ(尼崎市)において「関西句会」が開かれました。
          井上基子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
         
        ☆ 田島和生主宰選 (◎は特選)
         
        ◎ 雪吊のほどよきゆるび松匂ふ   小谷廣子
         
        ◎ とろ箱に海鼠貼り付く赤と青    井浪千明
         
        ◎ 氷魚の糶すぐに終りし港かな   竹内悦子
         
        大川の水尾とろとろと川普請      井浪千明
        柚子風呂の香に包まれて目を閉づる 井上基子
        雨の中透き通るごと冬桜        北嶋八重
        味噌搗やまくりし主婦の腕太き    安藤えいじ
        街路樹の木の葉飛び込む小鳥店   徳永絢子
        落語会大笑ひして年送る        北嶋八重
        須磨浦の凪の夕映え雪ぼたる    柴田惠美子
        臥せをれば無聊をいやす冬の鵙   原 万代
        梁に簪ふるる里神楽          小谷廣子
        小春日や身に馴染みたる母の衣   西村千鶴子
        凩や暗礁(いくり)の上を波とべり   小谷廣子
        鉄の爪浚ふる冬の川深く        徳永絢子
        唐突に獅子の咆哮園冴ゆる     柴田惠美子
        溶岩(らば)原のくぼみかかよふ霜柱 小谷廣子
        巡回の巡査に蹤きて雪ばんば    徳永絢子
        吾を見てにらむ仁王や冬寒し     山田流水
        三井寺の朝は鶲の地鳴きから     西村千鶴子
        窓いつぱい眩しきまでに柿吊るす  中野はつえ
        師と交はす一献ごとの年の暮     山田流水
        バスを待つ波止場の小屋や隙間風  北嶋八重
        きらきらと宵の明星おでん酒      柴田惠美子
         
        ★関西句会案内
         
         日時:2020年1月26日(日)午後1時半〜
         
         会場:小田北生涯学習プラザ(尼崎市)
              ↓
          https://odakita-plaza.com/about.html
         

        ☆ 北嶋八重さんが、歳晩の京都の写真とコメントをお送りくださいました。
          以下にご紹介します。
        <京都・四条大橋界隈の歳晩>
        鴨川の水面にはゆりかもめが群れをなし、南座には顔見世のまねきが上がり、京都の歳晩らしい雰囲気を醸しだしています。
                  (北嶋八重さん 記)
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         鴨川のゆりかもめ
         
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         南座
         
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         顔見世のまねき
         
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         出雲阿国像

        冬晴の空が目にしみ、しみじみと歳晩の感慨にひたれますね〜。
         
        八重さん、ありがとうございました!
         
        みなさん、どうか良いお年をお迎えください。
         

        京都あけぼの句会 第102回 (12月)

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          京都あけぼの句会 第102回 (12月)

          ☆12月18日(水)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
           北嶋八重さんから句会報をお送りいただきましたので、以下にご報告します。

          ★主宰の一句
           雪螢檜山に青く舞ひ出づる     田島和生
           
           静かな冬のたたずまいを見せ始めた檜木山。そこに初雪かと見まがうような「雪螢」がうす青く舞い出てきた。冬に入った感慨を巧みに詠まれた詩情あふれる一句である。 もう一句。「なでられて寒肥もらふさるすべり」
                                                                 (新谷亜紀)        

          ☆ 田島和生主宰 選 (◎印は特選)
                
          ◎逆光をくる綿虫のうすみどり   青木陽子

          ◎宿り木の大きな毬へ冬落暉   小谷廣子

          ◎裸木や一枝一枝の影の濃き   居相みな子

          ◎白鳥のしぶき大きく着水す     居相みな子
           
          丹精の冬菊たまふ垣根越し    熊村あけみ
          冬晴やお喋り盡きぬ下校の子   大前美智子
          昴星遠吠えの犬息白し       田子カンナ
          音たてて転がるボール枯木立   熊村あけみ
          木枯に押されて下りる山の寺   居相みな子
          小春日の巡回バスにまどろめり  新谷亜紀
          底冷や取つ手のごとき耳ふたつ  青木陽子
          火事跡に老松枝を広げたる     北嶋八重
          歳晩の小路に迷ひ暮れにけり   北嶋八重
          むかご飯能登の藻塩をこころもち 小谷廣子
          繋がれし犬大あくび冬ぬくし    大前美智子
          駅頭の灯に浮き出でて焼芋屋   新谷亜紀
          水鳥の白黒集ふ中州かな     大前美智子
          極月や野良着の夫の不精髭    新谷亜紀
          大の文字縁取りて山粧へり     北嶋八重
          クレーン車の毀つあばら屋冬ざるる 青木陽子
           
           
          ★ 京都あけぼの句会のご案内
           
              会場:東山いきいきセンター101号 
              
              日時:令和2(2020)年 1月15日(水)午後1時半〜
                             2月19日(水)午後1時半〜

          ☆ 北嶋八重さんが、「クリスマスマーケット」の写真とコメントをお送りくださいました。
            以下にご紹介します。
          <大阪ドイツクリスマスマーケット>
           今年も11月15日(金)〜12月25日(水)の期間、大阪・梅田シティ・ワンダースクエアで「ドイツ・クリスマスマーケット」が開催されています。
            本場のドイツさながら、広場には“ヒュッテ”と呼ばれる木製の小屋が建ち並び、ホットワインやソーセージ、クリスマスのお菓子や雑貨など、様々な品物が売られています。ドイツのクリスマスマーケットで 実際に使われているヒュッテが、このイベントのために海を越えてやってきていて、中にはドイツ人自らが店舗に立ち、接客してくれているヒュッテもあります。夜になると会場全体がイルミネーションに照らされ、まるでドイツのクリスマスマーケットに居るようでした。
                                                      (北嶋八重さん 記)
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          大阪ビル街の一角がまるで別世界ですね!
           
          異国情緒があって素敵〜♪
           
          八重さん、ありがとうございました!
           

          「関西句会」(第202回)

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            ★11月24日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
             安藤えいじさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
             

            ☆ 田島和生主宰選 (◎は特選)
             
            ◎ 茶の花に早やも被さる山の影   中野はつえ
             
            ◎ 注連太き樅の天辺冬の鵙     徳永絢子
             
            菊日和国宝展へ人の列         柴田惠美子
            踏めばその音の深さや落葉道    井浪千明
            海原の眩しき冬の落暉かな      中野はつえ
            長き夜やテレビに和して笑ひもし   中野はつえ
            植ゑ替ふる冬菜に蝶のたまごかな  徳永絢子
            日の差して白極まりし冬桜       中野はつえ
            稲荷在す茶の花垣の中にかな    井浪千明
            鹿の目と目の合ふをさな後ずさり    柴田惠美子
            音立てて豆稲架はぜる日和かな   小谷廣子
            仏塔を囲みて沙羅のもみじかな    徳永絢子
            糾ふる手に新藁の匂ひけり       井浪千明
            時雨るるや軒に待ちたるエトランゼ  安藤えいじ
            小流れの音や山気のなほ冴ゆる   中野はつえ
            凍空へ白煙を吐く工場群        北嶋八重
            欅枯れいよよ虚空へ聳えけり     井浪千明
            旅の果てタワーの灯り暮早し     北嶋八重
            引く潮に砂美しき冬の浜        小谷廣子

             
            ★関西句会案内
             
             日時:2019年12月22日(日)午後1時半〜
             
             会場:小田北生涯学習プラザ(尼崎市)
                ※12月以降会場が変わりますのでお間違えのないようお願いします。
                  ↓
              https://odakita-plaza.com/about.html
             
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             真如堂の冬紅葉【撮影:北嶋八重さん】
             

            「大津・本丸句会」(第87回)

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              ☆11月26日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
               向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
               
                
               裸木の瘤の艶めき欣一忌    田島和生
               
               一稿の終はりて熟柿啜りゐし  田島和生
               

              ☆ 田島和生主宰 選(◎印特選)
               
              ◎綿虫や駅のホームを徘徊し    竹内悦子
               
              ◎裏木戸の開け放たれて松手入  安藤照枝
               
              ◎浦日和鱶のひれ干すをんなかな 筧 ゆき
               
              ◎縁切の寺に響くや大くさめ     向平まゆみ
               
              ◎凩やビルの死角に鳩のゐて   竹内悦子
                  
              枯蔓や葬りの道へ六地蔵     熊村あけみ
              冬空へ皇帝ダリアピンク濃し   馬場千香子
              柚子一つ残りて空のがらんだう  西村千鶴子
              石楠花の葉陰にちらり返り花   小林和子
              輩も古りし故郷石蕗の花      小林和子
              枯園に仰ぐ皇帝ダリアかな    青木陽子
              日だまりを猫と分け合ひ石蕗の花 熊村あけみ
              藁焼の紫煙匂へる冬田かな    馬場千香子
              冬蝶の日を得て休む皇子の墓   西村千鶴子
              海鳥や汽笛も凍る風港        山田流水
              粕汁や睫毛に触るる椀の湯気   西村千鶴子
              くるくるりロンドのやうに舞ふ落葉 井上美恵子
                 越前かに祭
              茹でたてのセイコ蟹にもタグの付き 筧 ゆき
              綿虫の日矢に舞ひたるふはふはと 向平まゆみ
              北風に向かひて重し猫車       一村葵生
              大きもの銜へ刈田を夕鴉       熊村あけみ
              香煙の山辺の墓や鵙猛る     西村千鶴子
              母の手の細きを探る小夜時雨   向平まゆみ
              ボス猿のたくましき肩冬日燃ゆ  一村葵生
              冬の雨画鋲の残る掲示板     筧 ゆき
              逝く母の胸の温もり冬すみれ   阪本節子
              風邪声の女医の薄着や回診日  青木陽子
              魦船戻る船津の澪つくし     西村千鶴子
              綿虫や見下ろせば目の眩む橋  一村葵生

               
              ★大津本丸句会のご案内
               
               会場:大津市生涯学習センター
               
               日時:12月24日(火)303号室 10時30分〜12時30分

                   1月29日(水)201号室 10時30分〜12時30分 
                  
                   2月26日(水)201号室 10時30分〜12時30分
               
               於:大津市生涯学習センター

               
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               石山寺【撮影:向平まゆみさん】
               

              京都あけぼの句会 第101回 (11月)

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                ☆11月20日(水)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
                 北嶋八重さんから句会報をお送りいただきましたので、以下にご報告します。
                 

                ★ 田島和生主宰 後日選 (◎印は特選)
                 
                ◎ 立冬や木橋を渡る靴の音    北嶋八重

                ◎ 大漁旗はためく港冬来る    安藤えいじ

                ◎ 夫のもの夫の寝所へ冬仕度   熊村あけみ
                 
                とりどりに色を極めて山装ふ     居相みな子
                ヴィオロンの音色の高き冬の月   阪本節子
                冬の虹かけて蓼科雨あがり     小谷廣子
                海へ向く砦(とりで)の如き懸大根  青木陽子
                月天心ボール蹴り合ふ男たち    熊村あけみ
                紅葉の山裾列車曲がりゆく     大前美智子
                花街のぼんぼり灯り夕時雨     安藤えいじ
                たつぷりと木匙にとろけ葛湯かな  新谷亜紀
                鳥よぎる度に翳りて白障子      熊村あけみ
                公園に泣く子駆くる子小春の日   居相みな子
                むらさきに尾根はたそがれ秋深し  新谷亜紀
                神の旅遠嶺の空の夕栄えて     田子カンナ
                路地裏に縄飛びする子冬来る    安藤えいじ
                紅葉の比叡山頂雲の影        大前美智子
                 
                        
                ★ 京都あけぼの句会のご案内
                 
                    東山いきいきセンター101号 午後1時半〜
                    
                    2019年 12月18日(水)
                 
                    2020年  1月15日(水)
                 

                ☆ 北嶋八重さんが、「若狭神宮寺」の写真と解説をお送りくださいました。
                  以下にご紹介します。
                <若狭神宮寺> 福井県小浜市神宮寺町
                 奈良・東大寺の二月堂で、毎年3月12日に行われる春を告げる行事「お水取り」のお香水は、若狭神宮寺の閼伽井の湧き水が使われます。3月2日、東大寺から90Kmも離れたこの寺の「若狭井」の水を遠敷川(おにゅうがわ)の鵜の瀬へ流す「お水送り」の神事が行われ、地下水脈から10日間かけて奈良東大寺二月堂「若狭井」に届き、東大寺の若狭井の「お水取り」で汲み上げられるとされています。 奈良時代に、この寺に渡ってきたインド僧「実忠」は、その後、東大寺に二月堂を建立し、大仏開眼に貢献しました。本堂は、その後焼失しましたが、室町末期に再建された国指定の重要文化財で、神体山を借景に雄大な景観を見せてくれています。
                豊臣秀吉の時代に寺領没収に遭い、明治初めの廃仏毀釈により衰退しましたが、神事が行われることからもわかるように、あちこちに幣が見られ、参拝者は柏手を打ってお参りする神仏習合の寺院です。
                  京都市内→大原→花折峠→朽木村→若狭と鯖街道の経路で、2時間余りで着きましたが、ご住職のお話で、俗世間の垢を洗い流し、一時、街の喧騒と離れた山寺の静寂な世界で過ごしてきました。
                                                                                      (北嶋八重さん 記)
                 
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                若狭神宮寺山門
                 
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                 茶室
                 
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                 本堂からの庭園
                 
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                 若狭井
                 
                有名な東大寺「お水取」神事の源流が、若狭神宮寺の湧き水なのですね。
                季語としてしか知らなかった「若狭のお水送り」が、写真と解説で理解できました。
                 
                八重さん、ありがとうございました!
                 

                「大津・本丸句会」(第86回)

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                  ☆10月22日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
                   井上美恵子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
                   
                   砂吸つて砂吐く真鯉秋まひる   田島和生
                   
                   こち見ては鼬はねゆく赤まんま  田島和生
                   
                  ☆ 田島和生主宰 選(◎印特選)
                   
                  ◎濃竜胆柳生の里は奥深し    中村良一
                   
                  ◎秋の日やアサギマダラが膝にのり 吉田 孟
                   
                  ◎晩秋の高原列車レタス畑    小林和子
                   
                  ◎秋祭神馬の尿の音たてて    竹内悦子
                   
                  ◎運動会子ら集まれば子の匂ひ  一村葵生
                   
                  亡き父の螺鈿細工に月の差し   井上美恵子
                  色褪せし見送り幕に秋日差す   竹内悦子
                  秋雨やまばたき一つ重くして     阪本節子
                  蜘蛛の糸魚さながらに枯葉吊り  一村葵生
                  菊の香や天守の鯱のかがやきて  安藤照枝
                  交番の不在の札や昼の虫     筧 ゆき
                  耳遠き父の居ませり棗の実     熊村あけみ
                  秋日和古書の匂ひの神保町    西村千鶴子
                  秋扇乙女のピアス揺らしをり    前田かよこ
                  三井寺の鐘の響けり秋の風    竹内悦子
                  草影にちらちらちらと秋の蝶    前田かよこ
                  取り付きて高きに開く葛の花    熊村あけみ
                  野に還る峡の畑や小鳥来る    筧 ゆき
                  栗混ざる峠の茶屋の竈飯     小林和子
                  野分晴比叡の襞のよく見えて   竹内悦子
                  雨音のひと日止まざる愁思かな  熊村あけみ
                  九十九折越えて山霧尚深し    青木陽子
                  落鮎や尖る川音風の音       安藤照枝
                  木の実降る祇王の墓の前後ろ   西村千鶴子
                  蟷螂の翅畳まずに枯れゆけり   青木陽子
                  衣擦のゆき交ふる廊菊日和    筧 ゆき
                  落椎に踏みどころなき園城寺    西村千鶴子
                  悉く西向く墓や草の花         中村良一
                  さつまいも掘る園児らの声上がり 竹内悦子

                   
                  ★大津本丸句会のご案内
                   
                   会場:大津市生涯学習センター
                   
                   日 時:
                      12月24日(火)303号室 10時30分〜12時30分
                   
                       1月28日(火)201号室 10時30分〜12時30分

                   
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                    「秋の古本まつり」百万遍知恩寺(京都市左京区)
                   

                  第17回「雉」全国俳句大会 in 京都

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                    ☆10月27日・28日の両日、第17回「雉」全国俳句大会が、「からすま京都ホテル」で開催されました。

                    第1日(10月27日)
                     
                    ◇俳句大会と懇親会
                     
                     1日目は俳句大会と懇親会。参加者の皆さまは、それぞれ晩秋の京都吟行を楽しまれた後、にこやかにお集まりくださり、大会・懇親会ともに充実した会となりました。
                     夜の懇親会については、大会実行委員長の北嶋八重さんから詳しいご報告とコメントをいただきました。以下にご紹介します。
                     写真はそれぞれ一部ではありますが、合わせてご覧ください。
                     
                    ★俳句大会  

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                    開会のことば(大会委員長 中野はつえさん)

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                     主宰挨拶(田島和生主宰)

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                     同人会会長 挨拶(水野征男さん)

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                     雉賞 表彰 (受賞者 林さわ子さん)

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                     受賞者挨拶(林さわ子さん)
                     
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                    新同人のみなさん
                    (左から、鷹野主政子さん、壇上で代表挨拶をされている 渡邉小夜子さん、
                     田子カンナさん、青木陽子さん) 

                     
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                     講演「多佳子と波津女」
                       倉橋みどり 先生(フリー編集者・ライター・俳人)
                     

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                    閉会の言葉(二宮英子さん)

                     
                    ★夜の懇親会(報告とコメント及び撮影:北嶋八重さん)
                     10月27日(第1日目)の午後6時〜、大会会場から模様替えされた「双舞」の間で懇親会が開かれました。司会者は。柴田惠美子さんと山田流水さん。主宰の挨拶、同人会会長水野征男さんの音頭により、京都慣例の地酒での乾杯!
                     京料理を味わいながらの歓談後、アトラクションは「舞妓の京舞鑑賞」。祇園の舞妓さん二人による京舞「君に扇」・「祇園小唄」が披露されました。佳つ桃さんと佳つ春さんの愛らしくも艶やかな舞姿と芸妓(地方)の君鶴さんの三味線の音色と美声、しっとりとした容貌に、皆さん、うっとりされていました。舞の後、各テーブルを回られた舞妓さんとの記念撮影やお話で、宴席は華やかな雰囲気になりました。
                     舞妓さん等に付き添って来られた創業百年を超える祇園のお茶屋「吉うた」の名女将、高安美三子さんによる芸舞妓さんと演目の紹介、そして京舞についてのお話を伺うことが出来たのは、特別のことでした。江戸時代から現在の五代目の人間国宝・五世井上八千代に受け継がれ、祇園甲部の正式の流派で、京都の春の行事となっている「都をどり」を支えているのも京舞井上流です。
                     高安美三子さんは、「鷹」の同人で、かつて藤田湘子門下で学ばれたことを自らお話になり、現在は小川軽舟氏の下で俳句を楽しまれています。「皆さんともっと俳句のお話をしていとおす。」と名残を惜しみながら退席されました。
                      教えていただいた一句をご紹介させていただきます。
                     
                        水仙や祇園に一人の女弟子     藤田湘子
                     
                     その後、水野征男さんのハーモニカ演奏、北陸地区の皆さんの「おわら風の盆の踊り」に新同人で富山出身の田子カンナさん(奈良県)も加わられて。盛り上がりました。
                     懇親会は、終始和やかな雰囲気の中、8時に司会者の三本締めに唱和して終宴となりました。 
                       各御席を回り、舞妓さんとご一緒の記念撮影をして、ブログでご覧いただいていますが、「白川」の御席の皆さんを撮り忘れましたこと、大変申し訳ありませんでした。           (北嶋八重さん 記)

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                    舞妓の京舞

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                    平安の御席

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                    清水の御席

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                    八坂御席

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                    太秦御席

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                    嵐山御席

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                     嵯峨御席
                     
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                     岡崎御席
                     
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                     岩倉御席
                     
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                     北陸地区の皆さんの踊り

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                     関西地区一同
                     

                    ◇第2日(10月28日)吟行句会
                     
                      吟行句会につきましては、後日「雉」誌に「大会記」が詳しく掲載されますので、そちらをご覧になってください。
                     
                     なお、北陸支部のサイトにもたくさんの写真がUPされています。
                     撮影はサイト管理者の福江ちえりさんです。ご協力ありがとうございました!
                      
                       ↓
                    「雉」北陸地区のブログ」 
                    http://d.hatena.ne.jp/mijinyamatanishi%2Bkiji-hokuriku/
                     

                    「雉」俳句が今後ますます発展しますように!
                     

                    京都あけぼの句会 第100回 (10月)

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                      ☆10月16日(水)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
                       林杉子さんから句会報をお送りいただきましたので、以下にご報告します。

                      ★ 田島和生主宰 後日選 (◎印は特選)
                       
                      ◎ 一葉落つ女人高野のきざはしに   小谷廣子
                       
                      ◎ 堰越ゆる水の青濃き寒露かな    安藤えいじ 
                       
                      ◎ 山門を出づれば釣瓶落しかな    柴田惠美子
                       
                      ◎ 鹿鳴いて奥山の闇迫り来る      小谷廣子
                       
                      ◎ 干し物のよく乾く日や赤とんぼ    熊村あけみ 

                      池の面を千々に染めたり乱れ萩     新谷亜紀 
                      本堂へ秋風の入り燭ゆらぐ        大前美智子
                      葉鶏頭門(かど)に聞こゆる父母の声   熊村あけみ 
                      ゆつくりと鴟尾をよぎりて秋の雲      田子カンナ
                      秋出水見渡す限り泥の海          山田流水
                      つつがなく茶粥味はふ菊日和      林 杉子 
                      をちこちに亀の頭浮きて秋うらら     新谷亜紀
                      朽ちゐたる低き土塀や柿たわわ     林 杉子
                      ハモニカは赤いサラファン鳥渡る     田子カンナ
                      田仕舞の煙(けむ)のむらさき日暮れかな 小谷廣子
                      鯉二匹つかず離れず秋の川       山田流水
                      神名備を出で社家町へ水澄めり    北嶋八重
                      思ひ切り庭木を切つて空青し      居相みな子
                      楼門を仰ぐ石段秋の風          大前美智子
                      嵯峨野路のかかし金髪娘かな      北嶋八重
                      鈴錆ぶる小さき祠や萩の雨       居相みな子
                      背中より川音迫る秋気かな       新谷亜紀
                      山水のほとばしり鯉さやかなる     柴田惠美子 
                      寄せ墓の堆くあり露時雨          熊村あけみ
                      色変へぬ松のそばだつ一里塚     小谷廣子
                      新米をだつこ抱きして蔵行き来     林 杉子

                       
                      ★ 京都あけぼの句会のご案内
                       
                          東山いきいきセンター101号 午後1時半〜
                          
                          2019年 11月20日(水)

                                12月18日(水)
                       

                      ☆ 北嶋八重さんが、「上賀茂神社 社家町」の写真と解説をお送りくださいました。
                        以下にご紹介します。
                      <上賀茂神社の社家町>
                       上賀茂神社(賀茂別雷神社)の歴史は古く、現在、世界遺産「古都京都の文化財」の構成要素の一つとして知られ、京都を代表する神社の一つです。上賀茂神社の東隣には、明神川沿いに独特の風情が漂う「社家町」が広がっています。一帯は、江戸時代に、上賀茂神社の神官が住んでいた社家が建ち並ぶ屋敷町で、30数軒の社家と町屋が残されています。明神川、庭園の緑、山並みと一体になった景観美を形成し、京都市の「上賀茂伝統的建造物群保存地区」(1988)、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。現在の社家町に上賀茂神社の神官は住んでいないそうです。      
                       秋晴の午後、上賀茂神社→社家町→太田神社→深泥池と散策して来ました。休憩をとりながらゆっくり歩いても水泥池までは、技間の距離です。
                       (北嶋八重さん 記)

                      上賀茂神社3.jpg
                       上賀茂神社

                      上賀茂神社の社家1.jpg
                      上賀茂神社の社家

                      上賀茂神社の社家2.jpg


                      上賀茂神社の社家3.jpg

                      雲ひとつ無い抜けるような秋空!
                       
                      無理のない素敵な散策コースですね。
                       
                      八重さん、ありがとうございました!
                       

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