「大津・本丸句会」(第81回)

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    ☆5月28日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
      吉田孟さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
     

     夕刊を立ち読む習ひ単衣着て   田島和生
     
     声わろきなれどかはゆき烏の子  田島和生
     

    ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)

    ◎広縁に母の衣干す風五月       西村千鶴子
     
    ◎歩をかへす夜道にほのとえごの花  西村千鶴子
     
    ◎熟れ麦のさゞなみほどに揺れあへる 吉田 孟
     
    ◎ぴんかんと幹の爆ぜたり竹の秋   一村葵生

    ながし吹く亡骸の頰なでをれば   熊村あけみ
    薫風や文鎮そろふ写経の間     青木陽子
    みどりごを抱く父親桐の花      熊村あけみ         
    神官の手綱鋭き競べ馬       安藤えいじ   
    祥月の白芍薬や雨しとど      熊村あけみ   
    花街の川面へゆるる軒簾      筧 ゆき               
    緑さす蛇口を水のほとばしり    一村葵生     
    芍薬の花粉つけ来る寺の猫     青木陽子
    豆飯の馥郁と喉とほりけり     一村葵生
    椎若葉三井の山々もりもりと    竹内悦子           
    修道女白百合抱へ石畳       青木陽子    
    高堤を行き交ふ車麦の秋      筧 ゆき    
    白花の紫闌の散るは寂しかり    馬場千香子    
    乗る人も降り来る人も夜釣人    吉田 孟   
    青葉闇抜け手庇に幻住庵      向平真由美    
    潮騒へひらく玻璃戸や夏はじめ   西村千鶴子
    羅の肩が開くる乳房かな      安藤えいじ 
    湖東なる史跡の庭の杜若      山田流水 
    境内を通る近道木下闇       竹内悦子
    初夏やお祓ひ受くる岩田帯     安藤照枝
    ひらひらと光りに揺るる山法師   阪本節子
    道ふさぐくちなはのゐて時とまる  熊村あけみ
    小判草空家の周り覆ひけり     竹内悦子
    潮干狩いつか岬は茜雲       安藤えいじ
             
                   
     吉田孟さんから、麦秋の写真とコメントをいただきました。
     以下にご紹介します。
     前々回の麦青から麦秋の写真です。早いもので3ヶ月しっかり熟れ麦になっていました。ちょうど雉6月号に鈴木厚子さんの四季の花籠からバクシュウとむぎあきの違いを載せておられます。併せて厚子さんの句も、ぴったりの写真です。ですから今回は麦秋(むぎあき)です。そして少しすすむと早苗田がありました。
     (吉田 孟さん 記)
     
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      麦 秋
     
         麦の穂の金属音のさざめけり  鈴木厚子
     
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     麦の穂
     
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     早苗田
     
    孟さんの写真も、厚子さんの句も素敵ですね!

    「麦の穂の金属音」が聞こえてきそうです。

    孟さん、ありがとうございました!
     

    「関西句会」(第197回)

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      ☆5月26日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
       井浪千明さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

       
      ◇ 田島和生主宰 選 (◎印特選)
       
      ◎ 白日傘波止に見上ぐる豪華船    柴田惠美子
       
      ◎ 実桜やうすくらがりに水匂ふ      小谷廣子
       
      ◎ 喪帰りの茅花流しの野面かな    小谷廣子

       夏の灯の裾より点る坂の街    中野はつえ
       田水張る裏六甲の裾にかな    柴田惠美子
       次の声聞くまで待ちぬ夕河鹿   井浪千明
       何処より聞こゆる鼓春の昼    北嶋八重
       備中の神楽の面や緑さす     柴田惠美子
       蒲色に染まる丹波の麦の秋    井浪千明
       聞こえくる機織の音街薄暑    北嶋八重
       濠の面に二つの目玉蟇      柴田惠美子
       砂浜を走る少年夏薊        柴田惠美子
       抱卵の鶴の呼び合ふ青葉闇   中野はつえ
       恭仁京跡の畦に一本夏薊           小谷廣子
       母の日に纏ひし母の藍結城    北嶋八重
                

      ☆「関西句会」のご案内   
       
       6月23日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
       
        
      ★北嶋八重さんが「哲学の道」の写真とコメントをお送りくださいました。
       以下にご紹介します。
      哲学の道
       東山山麓の疏水に沿う小径です。「哲学の道」の名前は、明治時代に哲学者・西田幾多郎が、思索にふけりつつ散策したことに由来すると言われています。春は桜、夏は新緑と木蔭、秋は紅葉、冬は雪景色と季節ごとの風情を楽しむことができ、「日本の道百選」に選定されています。新緑の真只中、若王子神社から北に向かい、途中、道を逸れ「法然院」を拝観し、銀閣寺道までの約2キロメートルの緑蔭を散策して来ました。(北嶋八重さん 記)

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       法然院

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      白砂壇(びゃくさだん)

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       方丈

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      夏の哲学の道も素敵!
       
      緑が眩しいほど鮮やかですね。
       
      八重さん、ありがとうございました!
       

      京都あけぼの句会 第95回 (5月)

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        ☆5月15日(水)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
         林杉子さんから句会報をお送りいただきましたので、以下にご報告します。
         
        ☆主宰の一句  
                
          みづうみの雨見え来たる植田かな   田島和生

         琵琶湖の空にあった雨雲が、作者の立つ植田にどんどん近づいて来る。雨脚は一気に迫り植田の面に音を立てる。自然の迫力ある一瞬を巧みに捉えた一句。
          もう一句「琵琶湖から稚鮎ひらひら釣られたる」
                 (新谷亜紀) 

        ★ 田島和生主宰 選 (◎印は特選)
         
        ◎ 竹皮を脱ぐ閻王のきざはしに   小谷廣子 
                       
        ◎ 裏道を抜けて卯の花月夜かな  安藤えいじ 
                              
        ◎ 色鯉や天王山の引き水に     小谷廣子
         
        みどりごの朱の字額に若葉風   阪本節子
        回廊を子蜥蜴過る詣かな     北嶋八重
        さすり木を撫づる指先緑さし    新谷亜紀
        鳧(けり)の子に親みじろがず若葉風 林 杉子
        母の日の花束に頬うづめけり   新谷亜紀
        三川のぶつかるしぶき麦の秋   小谷廣子             
        春嵐参道の松ゆれに揺れ     田子カンナ
        音高く池へと落つる作り滝     大前美智子
        しづけさを破り花虻近づき来   安藤えいじ        
        鶯や我は恋歌口ずさむ       山田流水
        僧逝くや芍薬の赤満ちてをり   青木陽子
        褒められて頒つ一鉢アマリリス  熊村あけみ
        我が影を横切る影や夏の蝶    熊村あけみ                           
        夏蝶の翅を休めて茶店かな    北嶋八重
        風通る四阿で聞く夏鶯        大前美智子                         
        人妻の服かろやかに立夏かな   安藤えいじ         
        御所人形のやうな稚(やや)抱き初節句 青木陽子                               
        剥落の土塀へ常磐木落葉かな      熊村あけみ 
        木下闇奥より蝶の舞ひ来たる   小谷廣子 
        一望の海原の照り花みかん    熊村あけみ
         福崎町 謀辻男生家    
        茅葺きの國男生家に春惜しむ   北嶋八重         

         
        ★ 京都あけぼの句会のご案内
         
            東山いきいきセンター101号 午後1時半開始
            
            2019年 6月19日(水)
                   7月17日(水)
           
         
        ☆ 北嶋八重さんが、「泉涌寺」の写真と解説をお送りくださいました。
          以下にご紹介します。
        泉涌寺(京都市東山区泉涌寺山内町)
        <今熊野・観音寺> 
         西国三十三所巡礼の十五番札所でもある今熊野・観音寺は、京都東山の地にあり、皇室とゆかりが深い泉涌寺の塔頭の一つです。平安時代に開創された境内は幽寂な雰囲気で、「頭の観音さん」とも呼ばれ、頭痛封じやぼけ封じにご利益があるとされています。静かな京都のお寺の雰囲気を味わうのに。ピッタリの所です。
        <来迎院>
         泉涌寺の塔頭で、本尊は阿弥陀如来です。大師ゆかりの井戸・独鈷水が残り、大石内蔵助建立の茶室「含翠軒」もあります。庭園は小さいながらも独特の雰囲気をかもし出しており、東山の麓で豊かな緑と深い静寂に囲まれるお寺です。
             (北嶋八重さん 記)

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         泉涌寺山門

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        弘法大師ゆかりの井戸

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         来迎院

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        私も5月に訪ねましたが、確かに静寂な境内に豊かな緑が印象的でした。

        八重さん、ありがとうございました!

                 

        「関西句会」(第196回)

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          ☆4月28日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
           原 万代さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

           
          ◇ 田島和生主宰 選 (◎印特選)
           
          ◎添削の赤ペン置きて春惜しむ     安藤えいじ
           
          ◎引き水のあふれゐし甕山桜      小谷廣子
           
          ◎ややの手の乳房押さふる穀雨かな  安藤えいじ

           円陣の十二神将花明り      小谷廣子
           花筏堰に集まりふくらめり     中野はつえ
           やはらかな風にまかせて蝶つるむ 原 万代
           初桜馥郁と香の築地越え     柴田惠美子
           潮引けば珊瑚のかけら鳥雲に  小谷廣子
           改元を迎ふる皇居緑さす     原 万代
           春深し夫の遺愛のカメラ手に   柴田惠美子
           掃き寄せば芥となるや花の蘂   中野はつえ
           尾を立てて猫の行き来や花の路地 中野はつえ
           燈台へ崖の小径や鳥帰る     小谷廣子
           雪洞に沿ひてお濠の桜かな    北嶋八重
           傍らの遺影と酌みて花の下    原 万代
           花見客つぎつぎ撫づる秋田犬  北嶋八重
           残雪の岩木嶺見ゆる天守かな  北嶋八重

           
          ☆「関西句会」のご案内  
           
           6月23日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
           
            
          ★北嶋八重さんが「京都御苑」の写真をお送りくださいました。

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          御苑

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           桜の御苑

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           月華門

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           紫宸殿

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           御池庭

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           常御殿
           
          どの景も、どこか気高い趣がありますね。

          八重さん、ありがとうございました!
           

          「大津・本丸句会」(第80回)

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            ☆4月23日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
              吉田孟さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
             

             遠くから緑の電車豆の花      田島和生
             
             鴨の子の集ひて散つて鳴きやまず 田島和生
             

            ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)

            ◎汀より角組む蘆や遠伊吹   吉田 孟
             
            ◎リラ冷や古きホテルの床軋む 青木陽子
             
            ◎花苺年長組の札立てり     竹内悦子
             
            ◎木々の芽に雨粒のこる国境  吉田 孟
                    
            ◎春の昼まぶた重たき檻の虎  熊村あけみ

            墓じまひの跡しろじろと鳥雲に 熊村あけみ
            たんぽぽへはいはいしつつ手を伸ばす 前田かよ子 
            桜散る御所の御門の弾の跡   山田流水         
            散りはじむ花に煙雨の戻り橋  西村千鶴子   
            草間よりくつきりと出で白き蝶 一村葵生
            蟻の如く春の砂丘や人の群れ  山田流水   
            一輪車押し耕人となりに行く  熊村あけみ               
            日溜りに稚魚のきらめき若葉風 筧 ゆき      
            入相の鐘は三井寺花曇     吉田 孟
            蕨もて笑む夫のゐて夕支度   向平真由美
            一片の落花張り付く海苔むすび 安藤照枝           
            風光るピンクのピアス揺らしけり 井上美恵子    
            一斉に帰る人の背花疲れ    井上美恵子    
            花の雨笑顔の握手ノーサイド  青木陽子    
            廃校舎はパン工房やもの芽萌ゆ 安藤 照枝   
            花時の夜の深閑と園城寺    西村千鶴子    
            山開き厄除弓を空に射つ    筧 ゆき
            背の山に日の遮られ蝌蚪の水  西村千鶴子 
            壷焼きや戸の隙間より海の風  前田かよ子
            水色の空となりけり春闌けて  一村葵生
            雨に濡れ紅の艶増す牡丹の芽  山田流水
            車いす桜蘂降る道を行く    筧 ゆき
            幼子の手毬転がり草若葉    青木陽子
            春満月高く漸く寝入るかな   馬場千香子
            一人酌むさざえの腸の苦かりき 筧 ゆき
            参道になだれ山吹八重一重   阪本節子 
            朱印帳に僧の能筆糸ざくら   安藤照枝    
            抱くたび嬰のゑくぼや花の雲  安藤照枝
             

            ☆ 吉田孟さんから、小野神社の写真とコメントをいただきました。
              以下にご紹介します。
             小野神社
             JR湖西線小野駅と言う名を冠した駅ながらあまり知られていない、遠い昔なので関心がないのか小野妹子が先祖の天足彦国押人命(あまたらしひこくにおしひとのみこと)と米餅搗大使主命(たかねつきおおおみのみこと)を祀って創建したという。推古天皇の時代(592〜628)だそうです。
              前者は近江国造の祖と伝える、後者はわが国で最初に餅を搗いた祖と伝えられ現代ではお菓子の神様として信仰を集めています。この横に構えるのが小野篁神社本殿と少し離れた飛地に小野道風神社本殿がありいづれも延喜式に頼って後付けのような社で質素なものです。
             (吉田 孟さん 記)


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             小野神社参道 

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             小野神社 

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             小野篁本殿

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             小野小町塚

            「小野駅」の由来、知りませんでした。

            そこまで「小野」尽しだったのですね。
             
            孟さん、ありがとうございました!
             

            京都あけぼの句会 第94回 (4月)

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              ☆4月17日(水)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
               林杉子さんから句会報をお送りいただきましたので、以下にご報告します。
               

              ☆ 主宰の一句 
               
                木の芽どき巻毛のごとき波寄する     田島 和生
                柔らかな木の芽が無数に吹き出してくる木の芽どき。そこへ、くるくるとしなやかな巻毛のような波が打ち寄せてくる。絶妙な比喩によって、初々しく生命力溢れる一句に。もう一句「散る花や一雲の雨こぼしゆく」
                (新谷亜紀)

               
              ★ 田島和生主宰 選 (◎印は特選)
               
              ◎ 薔薇の芽の針くれなゐに雨意の風   田子カンナ
               
              ◎ 学び舎の煉瓦に春の日差しかな    北嶋八重
               
              ◎ 花屑にまみれ幼なのズックかな    新谷亜紀
               
              信長の卒塔婆を鳴らす春疾風      北嶋八重
              暮れなづむ鴟尾の輝き松の芯      田子カンナ
              御所めぐり大樹の陰の鼓草       小谷廣子
              蛇行して光る川波鳥雲に         熊村あけみ
              散り初めていよゝ艶やか桜花      今井淨子
              かへるさにワイン買ひ足す暮の春    青木陽子
              春手套脱ぎ初恋の話など         新谷亜紀
                新薬師寺修二会
              夜桜へ十二神将大扉開け        小谷廣子
              陽炎や電車一両揺れて消ゆ       安藤えいじ
              初蝶の少し飛んでは草蔭に       小谷廣子        
              陽光の波間に春の鷗かな        青木陽子
              教会に響くオルガン花楓         青木陽子
              川底の見ゆる流れに花筏        大前美智子
              舟入の小暗き淵へ飛花落花       新谷亜紀                        
              格子戸に風の持て来る花の屑      今井淨子
              おぼろ夜の終ひ湯に聞く遠汽笛     熊村あけみ     
              吉田山登り都の春惜しむ         安藤えいじ         
              夕桜磴下り行けば水の音         熊村あけみ                 
              春光や丹の色映ゆる月華門       北嶋八重 
              咲き初めし枝の川面へ桜かな      大前美智子 
              花筏ひとひら乗りて流れけり       北嶋八重
               
               
              ★ 京都あけぼの句会のご案内
               
                  東山いきいきセンター101号 午後1時半開始
                  
                  2019年 5月15日(水)
                         6月19日(水)

              ☆ 北嶋八重さんが、「高瀬川と一之舟入」の写真と解説をお送りくださいました。
               以下にご紹介します。
              <高瀬川と一之舟入>
              高瀬川は慶長16年(1611)、角倉倉了以(すみのくらりょうい)が開いた運河で、史実に基づいた森鴎外の小説『高瀬舟』の舞台にもなりました。(江戸時代、京の罪人が高瀬舟に乗せられて高瀬川を京の町々を見ながら伏見の港まで下り、淀川を大坂の牢まで運ばれる。)
                ここを運行する高瀬舟の荷物の上げ下ろしをする舟溜所(ふなどまりしょ)を舟入と言います。川の起点の木屋町二条の一之舟入をはじめ九か所に設けられましたが、現存するのは一之舟入のみで、手前の高瀬川には高瀬舟が再現されています。盛時には百数十艘の高瀬舟が上下し、京都―伏見間の物資を輸送し、大坂の物資を運び入れました。現在、高瀬川は舟運の目的を失いましたが、両岸に柳や桜を植えた景観は、京都らしい情緒を醸し出しています。一之舟入は江戸時代の交通運輸の貴重な遺跡として国の史跡に指定されています。    (北嶋八重さん 記)


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              高瀬舟

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              一之舟入

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              高瀬川

               
              高瀬川のさざ波の紋様に桜が映えて、美しいですね。

              八重さん、ありがとうございました!
               

              「大津・本丸句会」(第79回)

              0

                ☆ 3月26日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
                   吉田孟さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

                 
                 笛の音の天つ空ゆくクロッカス    田島和生
                 
                 をちこちの土筆のあたま朝日差し  田島和生

                 
                ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)

                ◎ 渦太き海峡となる春の月    青木陽子
                 
                ◎ 日の差さぬ抜道ありて花樒   熊村あけみ
                 
                ◎ 初音して足の軽くなり百の磴  安藤照枝 

                 頬白の胸反らし鳴く疎林かな  西村千鶴子
                 着水の音を重ねて春の鴨    熊村あけみ
                 山の湯の旅の談義や春の風  山田流水
                 マラソンの集団去つて春の雨  吉田 孟
                 茅花野の風がほとほと戸を叩く 西村千鶴子 
                 飴炊の大鍋のまゝ諸子売    吉田 孟
                 鳥帰る平成の湖あとにして   竹内悦子
                 客を待つ小舟揺れたる春の宵 前田かよ子      
                 春昼や厨いつぱいハーブの香 井上美恵子
                 春寒や肩で息つき岸走る     三雲宏一
                 春寒し齒を削らるる微振動    一村葵生           
                 口数の減りて少女や青き踏む  向平真由美    
                 さざ波の水泡隠れに初諸子   西村千鶴子    
                 沖に向き開く弁当磯遊び     熊村あけみ    
                 春浅し嵐となりて真夜の加賀  馬場千香子   
                 飛六方演ずる猿や花の昼    筧 ゆき    
                 託児所へ急ぐ自転車朝ざくら  筧 ゆき
                 干しでベらほどよき反りに瀬戸の風 安藤照枝 
                 大病の完治まぢかやヒヤシンス 青木陽子
                 蜥蜴出づ出会ひ頭の首傾ぐ   青木陽子
                 とつとんとまろぶ雨音草青む   向平真由美
                 水禍まだ残る境内花あしび    筧 ゆき
                 犬ふぐり風に震へてゐたるかな  一村葵生
                 クローバの四葉を挿む母子手帳 西村千鶴子
                 早春や朝霧を突き艇走る     三雲宏一
                 仕舞屋へ勢ひのまま初燕     竹内悦子 
                 蘖を囲むリュックや古稀五人   筧 ゆき
                 途中てふバスの行先山笑ふ   吉田 孟
                 仏生会卒寿の母の歩に合はせ 筧 ゆき

                 
                 吉田孟さんから、俳人対中いずみさんについてご紹介いただきました。
                (写真下のコメントも吉田孟さんによるものです。)
                ☆この春第7回星野立子賞受賞の対中いずみさんの『水瓶』からビジュアルをひろいました。彼女は大津堅田在住の俳人で、タイトルの水瓶は琵琶湖のこと、この句集に限らず彼女の句には常にその真水の透明感が漂い、平明にさり気なくいつも抑制をもって詠まれています。 (吉田 孟さん 記)

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                『水瓶』対中いずみ句集 (ふらんす堂)

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                「対岸の比良と比叡や麦青む」いずみ
                 この句集の冒頭の句です。
                 撮影時期3月初旬正面の比良はいつもならはもっと雪が多いのですが。

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                「壬申の乱をはるかに麦青む」いずみ
                 蒲生あたりでしょう。

                 
                対中いずみさんは、以前「雉」誌の「同人作品評」でお世話になった俳人ですね。
                 
                「麦青む」二句、素敵です。
                 
                孟さん、ありがとうございました!
                 

                「関西句会」(第195回)

                0

                  ☆3月24日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
                   井上基子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

                   
                  ☆ 田島和生主宰 後日選 (◎印特選)
                   
                  ◎啓蟄や土蹴る新(さら)のスニーカー 柴田惠美子
                   
                  ◎うすうすと日は雲の中磯あそび    井浪千晶
                   
                  ◎沖合を白き巨船や雛の間       古澤厚子

                   芽吹く枝雀一羽にしなふかな   中野はつえ
                   巻貝を拾へば春の砂こぼれ    井浪千晶
                   ミモザ咲くパン屋の多き港町   古澤厚子
                   おぼろ夜の闇のかたまり橋たもと 中野はつえ
                   あしび咲く御堂楊貴妃観世音   北嶋八重
                   鋤き返す田の高くあり初雲雀   小谷廣子
                   山里の川音近き花はこべ     原 万代
                   嵯峨野路や竹にてらてら春の雪  小谷廣子
                   石段に一輪散るや紅椿      井上基子
                   打ち寄する磯菜さまざま涅槃西風 井浪千晶
                   合掌屋裏の池塘や蕗の薹     小谷廣子
                   陵の映る水面や鳥交る      中野はつえ
                   魚ん棚店主のほむる桜鯛     柴田惠美子
                   けぶろうて木の芽起しの雨となり 中野はつえ
                   鳥雲に生家の墓を仕舞ひけり   古澤厚子
                   木の芽風登りきつたる男坂    北嶋八重
                   雪残る湖北ゆるりと鳶の舞ふ   原 万代
                   涅槃図の赤鬼の泣き象も泣き   北嶋八重
                   潮垂れてうすくれなゐの干鰈   井浪千晶
                   春北風や波の間はるかに貨物船  柴田惠美子
                   日に燦と天向く八重の金盞花   柴田惠美子
                   

                  ☆「関西句会」のご案内 
                    
                   5月26日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
                   
                    
                   北嶋八重さんが「近衛邸跡の桜」の写真とコメントをお送りくださいました。
                   以下にご紹介します。
                  <京都御苑の近衛邸跡の桜>
                   糸桜として知られる京都御苑の近衛邸跡の枝垂桜です。ソメイヨシノより一足早く、お彼岸のころに見頃を迎える京都を代表する早咲きの桜の名所です。八重紅枝垂桜もあるので、3月下旬〜4月中旬まで長い間楽しむことができます。
                   池の面に糸桜が枝垂れる景は風情があり、毎年、訪れますが、何と今年は池の水が枯れて底が見えていました!もちろん泳いでいる筈の鯉の姿もありません。昨年9月の台風で、池に水を送るポンプが壊れてしまったのが原因のようです。それでも、たくさんの内外の観光客やお花見の市民で賑わっていましたが、初めて眺めた人達は、これが普通と思われていたようです。私が訪れたのは、3月26日。その翌日、京都御所に滞在中の天皇皇后両陛下が訪れられ、花見客と歓談されている光景を、テレビニュースで拝見しました。
                  (北嶋八重さん 記)
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                  「近衛邸跡の桜」はいつ観ても高貴なしなやかさを感じますね。
                   
                  八重さん、今年も真っ盛りのショットをありがとうございました!
                   

                  京都あけぼの句会 第93回 (3月)

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                    ☆3月20日(水)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
                     林杉子さんから句会報をお送りいただきましたので、以下にご報告します。
                     

                    朧月犬の水飲む音すなり       田島和生
                     
                    みづうみの日は高嶺さし犬ふぐり  田島和生

                     
                    ★ 田島和生主宰 選 (◎印は特選)
                     
                    ◎ 春潮や沖に現る隠れ礁(いは)   安藤えいじ
                     
                    ◎ 蕗味噌や父の遺愛の盃重ね    今井淨子
                     
                    ◎ 啓蟄の穴に雨降る一日かな    林 杉子

                    残雪の野や風乾(ほ)しの茶荃竹  小谷廣子
                    崖の木々揺らし撓りて春一番    沢田清子
                    春一番真赤なルノー疾走す     今井淨子
                    春光や田川で落す靴の泥      林 杉子
                    銀輪を連ねて嵯峨野うららなり   北嶋八重
                    春疾風湖面の波をざわめかす   沢田清子
                    梅散りて陶の狸の笠の上      大前美智子
                    吊橋を渡り在所の花杏        熊村あけみ
                    笠深く僧の橋行く春時雨       今井淨子
                    大仏の螺髪にはづむ春あられ   小谷廣子
                    参道をゆく白き杖涅槃西風     田子カンナ
                    春灯格子の黒き置屋かな      熊村あけみ
                    川沿ひに簪の人柳かな       田子カンナ
                    舟底にねかす水棹や雪解川    青木陽子
                    捨小舟沈む日月蘆の角       林 杉子
                    水浅き川へ白鷺土手萌ゆる    大前美智子
                    墨雛の彩色にほふ老舗かな    小谷廣子
                    振り返り恋猫堀を越えゆけり   大前美智子
                    冴返る白装束の水送り       小谷廣子
                    葉隠れに在す石仏紅椿      北嶋八重
                    春寒くひとり眺むる髑髏面     北嶋八重

                     
                    ★ 京都あけぼの句会のご案内
                     
                        東山いきいきセンター101号 午後1時半開始
                        
                        2019年 4月17日(水)

                               5月15日(水)

                    ☆ 北嶋八重さんが、「一休寺」の写真と解説をお送りくださいました。
                      以下にご紹介します。
                    一休寺 酬恩庵(しゅうおうあん)
                     
                    京田辺市薪里ノ内102(近鉄京都線「新田辺」下車徒歩20分・バス5分)
                     
                      一休寺はとんちの一休さんとして親しまれる一休禅師が再興させ、晩年を過ごした所です。「方丈」には、一休禅師の晩年の姿を表した木像(重要文化財)が置かれています。幼い頃の一休禅師の像や有名な「このはしわたるな」の頓知話にまつわる橋や「屏風の虎退治」の屏風もあります。実際の一休もまた、僧侶らしからぬ逸話や著書を残していますが、当時の室町幕府に庇護された僧侶たちが貴族のように振舞っていたことに嫌悪感を持ち、常識に囚われない自由な禅の神髄を示そうとしていたと考えられています。
                      京都市内からは離れてはいますが、この時期は訪れる人も少なく、ゆっくり拝観してきました。   (北嶋八重さん 記)

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                     一休寺 総門

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                     方丈南庭園

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                     方丈北庭園

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                    開山堂

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                    少年一休像

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                     わたるべからずの橋
                     

                    落ち着いて拝観や吟行が楽しめそうですね。
                     
                    京都府南部の穴場スポットと言えるかもしれません。
                     
                    八重さん、ありがとうございました!
                     

                    「大津・本丸句会」(第78回)

                    0

                      ☆2月26日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
                        吉田孟さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

                       
                       ともがらを逝かしめて冬果てにけり   田島和生
                       
                       濃く匂ふ石蓴のみどり朝餉かな       田島和生
                            

                      ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)
                       

                      ◎穴を出づ蛇に閑地の三坪ほど     西村千鶴子
                       
                      ◎さざめきつひかりつ春の早瀬かな   熊村あけみ
                       
                      ◎母の居に泊まり重ねて梅月夜     筧 ゆき

                       雨を吸ひやはらぎ光る春の土    井上美恵子
                       懐石の締めの定番瀬田蜆      竹内悦子         
                       工場は鉄の軋みて冬の暮      一村葵生
                       山門の瓦光るや春の暁        三雲宏一   
                       ごおおおと寒風すさび杜の中     一村葵生   
                       梅苑の勾配きつく空青く           竹内悦子    
                       黄水仙見下ろす崖へ波白し       井上美恵子               
                       北向不動の凛々しさや寒椿       向平真由美      
                       にはたづみ舐めて出てゆく恋の猫  青木陽子
                       遠目にも竹の静もる余寒かな      馬場千香子
                       囀やゲートボールの球走る       熊村あけみ           
                       馬形の山にあらはれ田打かな      青木陽子
                       遠野火の焰ちろちろ迂回道       西村千鶴子 
                       胸に抱く赤子の頰や梅の花       青木陽子 
                       春疾風鯉の重なり口開くる       熊村あけみ    
                       名草の芽水無し川のをちこちに  熊村あけみ   
                       一礼し鐘撞く僧や春浅し         馬場千香子    
                       篁に初音待たるる朝かな          西村千鶴子
                       春夕焼やはらに雲を染めにけり   山田流水 
                       お揚げ供ふ習はしの宮春の雪    筧 ゆき  
                       関ヶ原陣跡や駒返る草           筧 ゆき
                       凍つる手に地酒重たし駅暮雪    向平真由美
                       牛の藁に寝返る音や寒戻る     安藤照枝
                       春靄のミルク色して街眠る       井上美恵子 
                       あめつちに光あまねし残る雪    一村葵生
                       そこここに羽根打つ鴨の水飛沫   一村葵生 
                       痛からう蒟蒻真つ赤供養針      吉田 孟
                       切りもなく菜園話日永し          馬場千香子
                       白梅の蕊の勢ひあらはなり      安藤照枝
                       
                       
                      ☆ 吉田孟さんから「早春の鯖街道」の写真とコメントが送られてきました。
                        以下にご紹介します。

                       鯖街道 花折峠からスタート。急峻は比良の裏側。
                       
                      鯖街道 以前は「雀のお宿」と言っていましたが、今は休眠中。
                       
                       鯖街道 並ぶ鯖寿司屋 
                       分かりにくけど前方は鯖(ノルウェーの)寿司屋が数軒。

                       
                       鯖街道 安曇川で前方は京・大原方面、手前に川は流れ琵琶湖へ。
                       
                       鯖街道 「朽木宿」 
                       朽木の旧道市場と言うところでしたが、朽木宿と今は喧伝しています。
                       
                       
                       鯖街道 「旧丸八百貨店」今は資料館。
                       

                      この辺りは懐かしい景がまだいっぱい残っているのですね。
                       
                      一緒にドライブをしながら案内してもらった気分になりました。
                       
                      孟さん、ありがとうございました!
                       

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