「関西句会」(第208回)

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    ★5月24日(日)の「関西句会」は、今回も通信句会となりました。
     安藤えいじさんから以下の通りご報告がありました。

    ☆ 田島和生主宰 選 (◎は特選)
     
    ◎ 飛ぶ虫を夕日に追へり雀の子    柴田惠美子
     
    ◎ 下闇に仰ぎて樹齢称へけり    井浪千明
     
    ◎ 倒れ木の髭根を伝ひ滴れり    中野はつえ

    御大師と向き合ふ昼餉青葉風    原 万代
    麦の穂のさはさは吹かれ鄙の里   井浪千明
    琅玕のさやさやさやぐ清和かな    柴田惠美子
    桜蘂ふる江姫の供養塔        北嶋八重
    踊花むれて斎王祭祀跡        北嶋八重
    ひとりづつ踏みゆく道の椎落葉   新谷亜紀
    ほととぎす広きダム湖のさざ波す  中野はつえ
    夏足袋を履いて月山刀鍛冶     小谷廣子
    薔薇垣へ飛び来る雨の番鳥     徳永絢子
    馬塞棒(ませぼう)へ振るふ鬣(たてがみ)薄暑光 
                                                      安藤えいじ
    大峰の谷へ石楠花散りゐたる    安藤えいじ
    大寺の百の雪隠冴返る        小谷廣子
    青葉闇出でてせせらぎ光りけり   北嶋八重
    萍のあぶくに夕日とどきけり     中野はつえ
    ぶらさがり雲梯渡る若葉風      小谷廣子

     
    ★関西句会案内
     
     6月句会も通信句会を予定しています。
     
     ※ 投句は、安藤えいじさんまで。(締切6月25日)
     
     ☆ 北嶋八重さんが、植物園のばら園の写真とコメントをお送りくださいました。
       以下にご紹介します。
    京都府立植物園のばら園

      四季折々の花や樹木を楽しむことが出来る植物園ですが、コロナウィルス感染防止のため、桜の見頃の4月3日から臨時休園されていました。
      幸い、薔薇の季節の5月17日に開園したので、早速「ばら園」に行ってきました。種々の香りう中、それぞれの薔薇の名前にイメージを膨らませながら、楽しんできました。
     
      ロココ美として極まれる薔薇もあり     京極 杞陽
     
                  「但馬住」昭和36年 白玉書房
             
      薔薇の名はピースとアンネ芽吹き濃し    田島 和生
     
                  「雉」令和二年四月号

                 今年の早春、広島平和公園で詠まれたと伺いました。
                 初夏には、みごとな花を咲かせたことでしょう。
     
                          【北嶋八重さん 記】
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    パ―マネントウエーブ
     
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    スヴニールドゥアンネフランク
     
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    リパブリック・ドゥ・モンマルトル
     
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    マチルダ
     
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    花笠
     
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    ラベンダー
     
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    うらら
     
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     バラ園を出て噴水へ
     
    気品ある薔薇や、可憐で清楚な薔薇。
     
    さまざまな薔薇の美しさを「ステイホーム」で堪能できました。
     
    八重さん、ありがとうございました!
     

    「大津・本丸句会」(第92回)

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      ★ 4月「大津・本丸句会」は、今回も通信句会となりました。
         向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
       
      ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)

      ◎手のひらで計る子の熱花菜雨  筧 ゆき
       
      丘の上流るる雲に花の雲       山田流水
      パンの香の歩道に流れチューリップ 熊村あけみ
      轆轤の手休めて初音聴きゐたり  筧 ゆき
      ふる里のしころ庇や竹落葉     青木陽子
      西行庵篠笛ひびく花の山      安藤照枝
      かき曇り雹の叩けりアスファルト  一村葵生
      春泥の靴の囲むや祖父の墓    安藤照枝
      行く春や靴提げて見る離岸流    西村千鶴子
      鶯の放つ一声谷深し        一村葵生
      磯巾着花と開きて潮溜        熊村あけみ
      剣山のごとく鈴蘭芽の揃ふ     馬場千香子
      行く春の暗渠に響き水の音     熊村あけみ
      明星のまたたく夜明種蒔けり   青木陽子
      渦まきて鯉の泳げり春の池    青木陽子
      菜の花を蝶わたりゆく昼下がり  一村葵生
      谷川の滔々と鳴り落椿       熊村あけみ

       
      ★大津本丸句会のご案内
       
       会 場:大津市生涯学習センター
          
       日 時: 5月 通信句会を予定しています。
       
            6月23日(火)201号室 10時30分〜12時30分

       
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       新緑の幻住庵【撮影:向平まゆみさん】
       
      新緑が美しく、芭蕉の隠棲地らしい風情がありますね。
       
      まゆみさん、ありがとうございました!
       

      「関西句会」(第207回)

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        ★4月26日(日)の「関西句会」は、今回も通信句会となりました。
         安藤えいじさんから以下の通りご報告がありました。

        ☆ 田島和生主宰後日選 (◎は特選)
         
        ◎ 新築の木組の香り花杏       柴田惠美子
         
        ◎ 咲き満ちてやや青ざむる梨の花  井浪千明
         
        ◎ 海堺の島昏れ残る日永かな    井浪千明

        夕さりの土手の小流れ花筏     小谷廣子
        春の雪乗り捨てられし三輪車    井上基子
        花水木雨に艶増す淡き色       山田流水
        家々をつなぐ土橋や花筏       井浪千明
        潮先に明くる瀬戸内鰆船       西村千鶴子
        春満月終の住み家を照らしけり   柴田惠美子
        咲き満つる花の向かうに凪の海   中野はつえ
        猩々袴古戦場への登り口      小谷廣子
        花冷えや四天王寺の堂閉ざし    安藤えいじ
        手折らねど山路へ匂ひさいたづま  井浪千明
        門閉ざす学校に花吹雪かな     北嶋八重
        はづみきて嘴つつき合ふ恋雀    中野はつえ
        野の宮をかこむ琅玕百千鳥     小谷廣子
        沼の面にくろがね色やかつみの芽 西村千鶴子
        節々の鳴り春愁のストレッチ     徳永絢子
        咲き終はる左近の桜風にゆれ    北嶋八重
        ひかりつつ苔に沁み入る花の雨   中野はつえ
        花の雨こもれる家に香を焚き     北嶋八重
        葉に止まり蜜蜂の顔拭ひけり     徳永絢子
        チューリップ赤白黄色と口遊み    原 万代
        桜木の瘤の小枝へ五輪かな     山田流水
        朝市へうすむらさきの独活の束   安藤えいじ
        花屑の薄紅色の流れかな      北嶋八重
        囀へ開く久弥の山の本        徳永絢子
        青饅に盃重ね徹師の忌        柴田惠美子
        植林の苗に添へ木の細かりき    原 万代
        一山の羅漢をめぐり涅槃西風    小谷廣子
         

        ★関西句会案内
         
         5月句会も通信句会を予定しています。
         
        ☆ 北嶋八重さんが、上御霊神社の写真とコメントをお送りくださいました。
          以下にご紹介します。
        上御霊神社  上京区上御霊前通烏丸東入ル上御霊竪町495
         
         平安遷都の794年、桓武天皇が非業の死を遂げた弟・早良親王の怨霊を鎮めるため御霊として祀ったのが上御霊神社の始まりとされます。
         ここは応仁の乱(1467年から11年間続いた内乱)の発端の地であり、 鳥居の脇には「応仁の乱勃発地」と記した石碑が建っています。
         境内は、ちょうど一八の花が見頃となっていて、初夏の風情に溢れていました。

        <季語 夏>鳶尾草、一八(いちはつ)
         アヤメ科アヤメ属の多年草で、アヤメ属で最も早く咲くのでいちはつという名が付いたと言われる。平安時代に中国より渡来。5月〜6月、花茎の先端につぼみをつけ、杜若に似た淡紫碧色の花を咲かせ、中央の小さな花びら3枚が、鳶の尾羽の凹みに似ているので、鳶尾草(とびおくさ)の別名もある。火災を防ぐという俗信から茅葺屋根の上に植えられたこともある。
         
            いちはつの花すぎにける屋根並ぶ    水原秋桜子
         
            一八に落ちてきさうな甍あり        大木あまり
         
                                                      「俳句歳時記 夏」角川学芸出版より
              【北嶋八重さん 記】
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         楼門(西門)
         
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         応仁の乱 発端 御霊合戦旧跡碑
         
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        五月晴の下、一八の花が瑞々しいですね。
         
        八重さん、清々しい初夏の景をありがとうございました!
         

        「大津・本丸句会」(第91回)

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          ★ 3月24日(火)の「大津・本丸句会」は、新コロナウイルス感染防止のため、
           通信句会に変更されました。
            向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
           
          ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)

          ◎鴨引くや泣きだしさうな北の空  西村千鶴子

          海棠の花へ双子のベビーカー     西村千鶴子
          合格や卓に音たて鍋の蓋     青木陽子
            パンデミック
          春寒しマスクの顔に会ふばかり  一村葵生
          乙女椿活けて玄関らしくなり    小林佳月
          茎立のそこここ黄色残すかな   馬場千香子
          芽楓や歩みを合はせ法隆寺    向平まゆみ
          朝市のひとりの媼春火鉢      前田かよ子
          霾や喪帰りの肩払ひ合ひ      筧 ゆき
          小さき手の金平糖や春の色    阪本節子
          初蝶や早や薄瑕のあるやうな   馬場千香子
          蕗味噌や晩年の妣里暮し     青木陽子
          近づけば畦一面のいぬふぐり   馬場千香子
          山笑ふおかつぱ梳ける柘植の櫛  青木陽子
          手を取りて共に見上ぐる老桜    山田流水
          鑑真の寺は列柱木の芽風     安藤照枝
          恋猫の声のまどろみ破りけり    一村葵生 
          紅梅の花弁降り敷く夕べかな   小林佳月
          投函の旅の絵はがき燕来る    青木陽子
          立ちてまた下り来る雀春茜     馬場千香子
          初ひばり母の回向の燈の一つ   阪本節子
          没日いま水脈燦めきて春の鴨   向平まゆみ
          ゆつたりと浸る柚子の香湯の煙  一村葵生
          春の鴨かすかな声を立てて揺れ  熊村あけみ
          待ち人にビタミン色の春の月    西村千鶴子
          白梅や鳥入れ替はり立ち替はり  松岡和子
          春浅し小荷物に捺す摩滅印    筧 ゆき
          卒業の少女の立居大人びて    向平まゆみ
          古畳あげて納戸の春埃       小林佳月
          膝の子のいつしか眠り彼岸寺   筧 ゆき
          春雨や宿の番傘油の匂ひ     青木陽子
          吊橋の軋む音立て山笑ふ     前田かよ子
           

          ★大津本丸句会のご案内
           
           会場:大津市生涯学習センター
              
           日時: 5月26日(火)201号室 10時30分〜12時30分

               6月23日(火)201号室 10時30分〜12時30分


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           びわ湖岸なぎさ公園から近江大橋を望む【撮影:向平まゆみさん】    
           
          心が晴れやかになる景ですね♪
           
          まゆみさん、ありがとうございました!
           

          「関西句会」(第206回)

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            ★3月22日(日)の「関西句会」は、新型コロナウイルス感染防止のため休会となりました。 
             かわりに通信句会が行われ、井浪千明さんから以下の通りご報告がありました。

            ☆ 田島和生主宰後日選 (◎は特選)
             
            ◎ 道の辺の蓬は伸びて踏まれけり  原 万代
             
            ◎ 囀や樹下に双子の乳母車      西村千鶴子
             
            ◎ 遅々として暮れかぬる日や機の音 西村千鶴子

            紫雲英編み頭へ飾り姫となる      安藤えいじ
            禅院の東司(とうす)を借りる日永かな 西村千鶴子
            池底に流れ一筋蝌蚪生るる      小谷廣子
            木の芽立つ城三代の墓所       中野はつえ
            汀まで蹄の跡や土手青む        徳永絢子
            涅槃西風背開きに干す魚かな     柴田惠美子
            畑荒れてまだらに咲ける花大根    井浪千明
            童謡の時報流るる遅日かな       徳永絢子
            雛壇の前に座りて子の澄まし      井上基子
            橋あまた架かる難波や水温む     小谷廣子
            また一つ椿の落ちて去りがたし    北嶋八重
            畑打や一鍬ごとの土匂ふ        中野はつえ
            冴返る糶場に散りて鮪の尾      小谷廣子
            蜷の道曲りて太きところあり      中野はつえ
            春光や風車へわたる海の風      柴田惠美子
            啓蟄や地に転びたる団子虫      西村千鶴子
            春夕焼湖畔の宿を包みけり      井上基子

            ★関西句会案内
             
             4月の句会も休会で通信句会となります。
             
             5月句会は以下の通り予定しています。
             
             日 時:2020年5月24日(日)午後1時半〜
             会 場:小田北生涯学習プラザ(尼崎市)2階1号室
                     ↓      

            ☆ 北嶋八重さんが、松ヶ崎疏水の桜並木の写真とコメントをお送りくださいました。以下にご紹介します。
             
            松ヶ崎疏水(下鴨疏水分線)の桜並木 「葵の小径」

             松ヶ崎浄水場と賀茂川の間の「疏水分線」で、下鴨疏水とも呼ばれています。府立植物園の南を少し東に行くと、疏水沿いに桜並木が松ヶ崎浄水場まで延々と続いて、隠れたお花見のスポットです。
             疏水沿いと言っても上流の哲学の道ほど観光地ではないので、桜の時期以外は訪れる人も少ない閑静な住宅街です。この時期でもお花見を楽しむ人も疎らで、満開の桜並木を散策してきました。訪れた3月30日、折しも京都市の桜情報は満開となりました。
             「鴨川」は「出町柳」より上流では「賀茂川」と表記しますが、「鴨川」「賀茂川」の土手の桜も両岸とも、3月末〜4月初めにかけてが見頃です。「葵の小径」では、初夏の6月上旬〜中旬にかけて、蛍の乱舞する幻想的な風景が見られます。
             
              さきみちてさくらあおざめゐたるかな   野澤 節子
             
              嬰の匂ひある家桜咲にけり        能村登四郎
                         
                                 「花の歳時記 春」より
             【北嶋八重さん 記】
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             水辺の桜は本当に美しいですね!来年はぜひ訪ねてみたいです。
             
             時節柄なかなか外出できず心が重くなっていたところ、ふわっと軽くなった気がします。

             八重さん、ありがとうございました!
             

            「大津・本丸句会」(第90回)

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              ☆2月26日(水)「大津本丸句会」が開かれました。
               向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。 
                落つる日や春鮒釣の舟に立ち      田島和生
               
                みづうみが見えてふらここ高くなる  田島和生
               
              ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)
               
              ◎冬枯や牧に干乾ぶ牛の糞   安藤照枝

                    安土城址
              ◎虎口(こぐち)より入ればあまたの落椿 一村葵生
               
              ◎海原へ開く湯治場椿咲く    熊村あけみ
               
              ◎散り際のことに際立ち梅香る 馬場千香子
               
              ◎桃の花人形塚に雨の降る   青木陽子
               
              紅をひく東の空に春の月       山田流水
              わらび餅きな粉に咽せる幼かな   青木陽子
              船待つや雁木を覆ふ春の雪     安藤照枝
              来て見れば瀬田の唐橋夕霞     山田流水
              比良はまだ頂白く田を鋤けり     青木陽子
              如月の雪に湖北の静もれり      向平まゆみ
              うすうすと窓辺明け来る春近し    馬場千香子
              一山をどよもし行けり春疾風     熊村あけみ
              きりんの目空を見上げて春時雨   前田かよ子
              山祇(やまつみ)へ道ひとところ菫草 西村千鶴子
              波先の尖り猛るや北颪         中村良一
              昃(ひかげ)れば名のみの春やストレッチ 中村良一
              早春や走者の道の照り返る    三雲宏一
              早春の吹き流し舞ふ舟着場    三雲宏一
              りぼん添へバレンタインの芋焼酎 向平まゆみ
              残雪の畦に金肥の袋積み     青木陽子 
              比良八荒湖へ傾げる松並木    熊村あけみ
              中庭へ謡の復習(さら)ひ梅月夜 一村葵生
              湖へ音無き流れ座禅草         向平まゆみ
              芽柳や五位鳴き渡る堅田の津   西村千鶴子
              焼牡蠣のぱちつと弾けてのけぞりぬ 安藤照枝
              宛先の滲む速達多喜二の忌    筧 ゆき
              アネモネや膨らみはじむパンケーキ 西村千鶴子
              春の日の辞職の決意スーツ買ふ  前田かよ子
              ピアノ曲何度もさらふ児麦青む   安藤照枝 
               

              ★大津本丸句会のご案内
               
               会 場: 大津市生涯学習センター
                  
               日 時: 3月24日(火)201号室 10時30分〜12時30分

                    4月28日(火)201号室 10時30分〜12時30分

                    5月26日(火)201号室 10時30分〜12時30分
               
              信楽.jpg
               「信楽の登り窯」(今は使われていない)【撮影:向平まゆみさん】 
               

              「関西句会」(第205回)

              0

                ★2月23日(日)小田北生涯学習プラザ(尼崎市)において「関西句会」が開かれました。
                 井浪千明さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

                ☆ 田島和生主宰選 (◎は特選)
                 
                ◎ 囀や一番高き樹に寄りて      竹内悦子
                 
                ◎ 春潮に投網のしぶききらきらす  井浪千明
                 
                ◎ 日当れば紅梅ぽつと艶めきて   竹内悦子

                芽柳の木末(こぬれ)かがよふ日照雨かな 小谷廣子
                春立つや生簀の魚立ち泳ぐ      中野はつえ
                島の灯の遠き点滅春寒し       井浪千明
                早春の鷺白々と吹かれをり      柴田惠美子
                 相楽神社
                餅花の千の毬揺れ巫女の舞      小谷廣子
                北窓開きみづうみの風通しけり    竹内悦子
                雪解の風や組み干す茶筅竹      小谷廣子
                古民家や幽かに梅の匂ひ来る     井上基子
                しだれ梅縺れ雨粒こぼしけり     井浪千明
                参道に表裏あり梅探る         中野はつえ
                黒雲の切れて魞挿す小舟かな    小谷廣子
                ゆつたりと泳ぎ来る鯉水温む     安藤えいじ
                君に似し姿に迷ふ春の宵       山田流水
                一面の青菜を打てり春霰       柴田惠美子
                カンバスに絵筆走りて風光る     安藤えいじ
                白梅や雲とどこほる千木の空     井浪千明
                 

                ★関西句会案内
                 
                 3月「関西句会」は、 新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止となりました。
                 

                ☆ 北嶋八重さんが、ご実家伝来の貴重なお雛様の写真とコメントをお送り
                くださいました。以下にご紹介します。
                 雛壇は祖母の、御殿雛は母の、夫婦雛は伯母のもの、何れも明治時代の作です。吊し雛は、10年程前の姉の手作りです。夫婦雛は、伯母が嫁入り道具に持参したのですが、最近、100年ぶりに里帰りして飾られるようになりました。
                 毎年、奥座敷に飾られている実家の雛人形ですが、京都西陣より絹屋佐平治が丹後に絹織物の技術を伝えて以来300年に当たる今年は、「丹後ちりめん回廊」が日本遺産に認定されたのを機に、玄関の間に飾り皆さんに見ていただいているようです。
                 
                  箱ぬれて母の国より雛届く   田島和生
                 
                      故郷の加賀から娘に雛を送って来た。雪国から届いた箱は少し濡れて
                      いたが、目を見張るような美しい雛人形だった。

                              「田島和生集」俳人協会 自註現代俳句シリーズより
                 
                                          【北嶋八重さん 記】
                雛人形.jpg

                 
                DSCF0005お雛様[2].jpg

                 
                夫婦雛 (003).JPG

                拡大して拝見しましたが、ぞくぞくするほど神々しい!
                 
                雛壇の少し動きがあるお姿も華やかですね。
                 
                八重さん、ありがとうございました!
                 

                「大津・本丸句会」(第89回)

                0

                  ☆1月29日(水)「大津本丸句会」が開かれました。
                   向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
                   
                    
                  船溜手に乗る程の鳰(にほ)浮かぶ  田島和生

                  白山の片面へ入日大枯野        田島和生

                        
                  ☆ 田島和生主宰 後日選(◎印特選)
                   
                  ◎山眠るその奥山の日当りて    一村葵生

                  ◎板壁に古りしメニューやのっぺ汁 筧 ゆき

                  ◎涌くごとく鳶舞ひたる寒暮かな   熊村あけみ
                                                
                  お辞儀せる幼の周り淑気かな    小林佳月
                  左義長や太古のままの火を畏れ  松岡和子
                  北颪真正面に湖の鳥               中村良一
                  山茶花の散るや余白の苔の色   西村千鶴子
                  寒餅を搗いて丸めてひと日かな  松岡和子
                  牡蠣舟へ下りる二三歩灯の小さく 熊村あけみ
                  枯蔓を引けばねじれの力かな   中村良一
                  旅ごころくすぐる駅や春隣       竹内悦子
                  読み聞かせせがむ幼や春隣      小林佳月
                  廃屋の庭そのままに寒椿         青木陽子
                  大寒や火の轟々と登り窯         安藤照枝
                  しぐるるや鳶の輪を描く雲の下  馬場千賀子
                  朝練の足音響き山眠る            前田かよ子
                  つくばひに淡き日の差し実千両  筧 ゆき
                  あふるるほど備前の壷に水仙花  阪本節子
                  川底の石の白々寒旱               一村葵生
                  ラカンパネラ聴くや出窓へ寒の月 安藤照枝
                  酒蔵の浮き立つ家紋冬の月      青木陽子
                  水鳥や灯遠く湖暮るる             西村千鶴子
                  桟橋に貸舟舫ひ水温む            筧 ゆき
                  逝く友を送るコーラス冬すみれ   向平まゆみ
                  山腹のお百度道や帰り花         一村葵生
                  初晴や神泉の鯉浮かみたる      熊村あけみ
                  川岸を歩け歩けの去年今年      三雲宏一
                  真夜中や皮ジャンバーの訪問医  青木陽子
                  パプリカの中のうつろや風邪心地 青木陽子
                  ゆるき坂上り寺跡初日受く            馬場千賀子
                  大寒の峡の七軒音もなき         松岡和子
                  萌黄色の服を用意し春を待つ   竹内悦子
                  寒木瓜の朱に日のとどく二年坂  西村千鶴子
                  遠ざかる祖母のおもかげ負真綿  向平まゆみ
                  仏飯を高々と盛る寒日和          阪本節子
                  取らず置くをさなの得手のかるた札 熊村あけみ


                  ★大津本丸句会のご案内
                   
                   会場: 大津市生涯学習センター
                   
                     日時: 2月26日(水)201号室 10時30分〜12時30分
                   
                       3月24日(火)201号室 10時30分〜12時30分

                       4月28日(火)201号室 10時30分〜12時30分


                  ☆ 向平まゆみさんが、「菜の花畑」の写真とコメントをお送りくださいました。
                      以下にご紹介します。
                  比良山を背景に広がる菜の花畑
                   滋賀県守山市の第一なぎさ公園に咲く「寒咲花菜」という早咲きの菜の花です。
                   琵琶湖の向こう岸に広がる冠雪の比良山系とのコントラストが素晴らしいのですが、今年は、なかなか雪の比良を見ることができませんでした。
                                 (向平まゆみさん 記)
                  菜の花と比良.jpg

                  見事な菜の花畑ですね!
                   
                  一気に春がやってきたようで明るい気分になります♪
                   
                  まゆみさん、ありがとうございました! 
                   

                  「関西句会」(第204回)

                  0

                    ★1月26日(日)小田北生涯学習プラザ(尼崎市)において「関西句会」が開かれました。
                     原万代さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

                    ☆ 田島和生主宰選 (◎は特選)
                     
                    ◎ 鬼の振る火の粉を浴びて厄払ひ  中野はつえ
                     
                    ◎ 寒風や入江へと飛ぶ潮がしら    小谷廣子
                     
                    蠟梅にいささかの雨来つつあり    西村千鶴子
                    春近き砂に描きありドラえもん     徳永絢子
                    日脚伸ぶ段々畑は鶸色に       井浪千明
                    折鶴を千羽めざして冬籠        竹内悦子
                    笹鳴の次のこゑ待つ庭仕事      西村千鶴子
                    にはか巫女袖ひらひらと破魔矢売る 中野はつえ
                    寒晴や置きたるやうに竹生島     西村千鶴子
                    ブーメラン庭に飛び込む松の内    原 万代
                    修正会や鬼は松明振り翳し      井浪千明
                    日脚伸ぶ茶房の奥を明るうす     竹内悦子
                    雨あとの御所の老松淑気満つ    小谷廣子
                    猪鍋やこなから酒に酔ひもして    西村千鶴子
                    竜の玉見つけ結界跨ぎけり      中野はつえ
                    猫の影よぎれり寒の月あかり     徳永絢子
                    餌をあさる嘴に年初の光あり     原 万代
                    凍空や杜に集まる鳥の声       柴田惠美子
                    夕千鳥啼くや浦廻の潮仏       小谷廣子
                    立枯れの柞に滲むる寒の雨     徳永絢子
                     

                    ★関西句会案内
                     
                     日 時:2020年2月23日(日)午後1時半〜
                     
                     会 場:小田北生涯学習プラザ(尼崎市)
                          ↓
                      https://odakita-plaza.com/about.html
                     

                    ☆ 北嶋八重さんが、「青蓮院門跡」の寒牡丹の写真とコメントをお送りくださいました。
                      以下にご紹介します。
                    <青蓮院門跡>
                     天台宗総本山・比叡山延暦寺の三門跡寺院のひとつであり、住職が皇室や公家によって受け継がれてきた寺院です。江戸時代に御所の火災により仮御所となったことがあり、「粟田御所」と称されます。門跡寺院らしい建物や庭園は王朝文化の遺構とされ、国の史跡に指定されています。
                     部屋に置かれていた鉢植えの寒牡丹の艶やかさは、山裾の寺院の寒さを忘れてしまうほどでした。
                    <歳時記> 季語 「寒牡丹」(冬牡丹)
                     もともと初夏の花である牡丹の花芽をつみとって、鑑賞用に冬に花を咲かせるようにしたもの。藁囲いをして、寒さの中大輪の花を咲かせる。
                     
                      飛雪来ることのしばしば寒牡丹  細見 綾子
                     
                      日おもての寒牡丹紅濃かりけり  中村 フミ        
                                        (「風」の歳時記より)
                      【北嶋八重さん 記】
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                     青蓮院
                     
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                     寒牡丹
                     
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                     庭 園
                     
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                     小御所
                     
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                     宸 殿
                     
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                     親鸞聖人童形像
                     
                    寒さの中、寒牡丹の花だけがふわっとあたたかさをかもし出しているようでステキですね。

                    八重さん、ありがとうございました!
                     

                    「大津・本丸句会」(第88回)

                    0

                      ☆12月24日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
                       向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。 
                        
                      みづうみの遠(をち)を白波冬ざくら  田島和生
                       
                      狛犬の大口へ網冬の蜘蛛       田島和生
                       
                      ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)
                       
                      ◎ゆつくりと浮きて落葉に触るる鯉  馬場千賀子

                      ◎氷魚汲むや比良の頂よく見えて  西村千鶴子

                      ◎よどみなく水湧く音や漱石忌    青木陽子

                      ◎冬至南瓜刃の入れどころ探すなり 熊村あけみ
                       
                          木之本宿
                      琴の糸綯(な)ふや時雨るる脇街道 西村千鶴子
                      ポインセチア胸の榾火のなほありて 竹内 悦子
                      水音のして水鳥の水脈のこる     熊村あけみ
                      極月やブルーシートの屋根あまた   西村千鶴子
                      喜寿の夫祝ふ親族(うから)や冬薔薇 竹内 悦子
                      祖父母ゐて父母のゐませし報恩講  小林和子
                      冬菊の風ぐせのまま枯れにけり   中村良一
                      冬菜洗ふ水の光をあふれしめ    熊村あけみ
                      枯尾花日は燦爛と入りにけり    一村葵生
                      極月の水尾の二筋湖の鳥         阪本節子
                      冬日没るメタセコイアの長き道   山田流水
                      白川の花街をゆく師走かな       阪本節子
                      朝市のひときは赤き飛騨の蕪   筧 ゆき
                      諍ひは一言控へ煤払               向平まゆみ
                      丹波路の山里に照り木守柚子   馬場千賀子
                      田に跳ねて田鳧真白き羽裏かな 馬場千賀子
                      裸火に手を翳したる年の市    青木陽子
                      靴底に落葉ふかふか並木道    熊村あけみ
                      子別れに泣かす役者や京師走  阪本節子
                      寒雀檜皮屋根から零れをり    馬場千賀子
                      電柱の灯りの暈や雪しんしん   中村良一
                      大空に伸びに伸びけり冬木立  小林和子
                      川岸にまだ紅残る櫨紅葉      三雲宏一
                      百の柚子一番風呂を一人占め 安藤照枝
                      湯豆腐や休肝日なき夫のゐて 筧 ゆき
                      手編ケット母の匂ひに顔埋む  向平まゆみ
                       年の瀬やブルーシートの屋根の数 一村葵生
                      ふくろふの啼くや通夜の灯ゆらぎをり  青木陽子
                      神官の振る袖口の寒さかな    向平まゆみ
                       

                      ★大津本丸句会のご案内
                       
                       会 場:大津市生涯学習センター

                         日 時: 1月29日(水)201号室 10時30分〜12時30分
                           
                            2月26日(水)201号室 10時30分〜12時30分

                            3月24日(火) 201号室 10時30分〜12時30分
                       

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                       瀬田川岸に集まるゆりかもめの写真 【撮影:向平まゆみさん】
                            
                         

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