「関西句会」(第201回)

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    ★9月22日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
     北嶋八重さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
     
    ☆ 田島和生主宰選 (◎は特選)
     
    ◎豊の秋圧力鍋の湯気の噴き   柴田惠美子
     
    ◎騒めきの地上を照らす望の月  原 万代
     
    ◎庭の木へ声さはやかに雀来る  柴田惠美子

    戸を操れば頬を撫でゆく秋の風  井上基子
    家並似て残暑の路地に迷ひたり 中野はつえ
    渓谷の底ひかがよふ水の秋    小谷廣子
    降り注ぐ月光しるき天守閣     井浪千明
    初秋風抱く児に乳の香のほのか  柴田惠美子
    鬼蓮の葉に座りたき広さかな    原 万代
    この村の小さき教会小鳥来る    井浪千明
    虫喰ひの桜もみぢを書にはさみ  中野はつえ
    縺れあひのたうつ大蛇(おろち)月の宴 井浪千明
    初月の加茂の瀬音の高きかな   安藤えいじ
    白は父紅は母へと菊飾る      原 万代
    芋殻焚きささやくやうに母へ経   原 万代
    鰯雲天守の肩に湧きゐたり    中野はつえ
    宵闇や湯の香ほのかにすれちがふ 安藤えいじ
    踊の輪四五台混じる車椅子    小谷廣子
    大寺の松の小径の月明り     北嶋八重
    六道の辻へ色無き風吹けり    小谷廣子
    倒木を跨ぐ参道台風禍       北嶋八重 
              

    ★関西句会案内
     
     日時:2019年11月24日(日)午後1時半〜
     
     会場:アネックスパル法円坂 3F
     
      ※なお、10月は全国大会のためお休みです。
        
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         嵯峨野の案山子 【撮影:北嶋八重さん】
     

    「関西句会」(第200回)

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      ☆ 8月25日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
        柴田惠美子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
       

      ★ 田島和生主宰 後日選 

      稲の花ぽつぽつ灯る社員寮    柴田惠美子
      おばしまに昼のぬくみや星月夜  中野はつえ
      大いなる白雲のとぶ花野かな   小谷廣子
      星月夜稚に喃語のまた増ゆる   中野はつえ
      法師蟬八幡堀へ声尽くし      井浪千明
      送り火を待つ東山闇深し      北嶋八重
      国原の真中いきなり稲光      小谷廣子
      今朝の秋土鍋に噴きて飯の艶   柴田惠美子
      草の実のたがひに触れて弾けをり 中野はつえ
      舫ひ舟舳先へ飛べる赤とんぼ   井浪千明
      闇遙か鳥居形の火またたけり   北嶋八重
      仰向けにからびし蟬へ日照雨かな 北嶋八重
      沖の雲うすむらさきに秋夕焼    中野はつえ
      銃眼を抜くるかそけき秋の風    中野はつえ
      漂着の漁具に韓の字秋潮     北嶋八重


      ☆ 関西句会案内
       
       日 時:2019年9月22日(日)午後1時半〜
       
       会 場:アネックスパル法円坂 3F
       
         ※なお、10月は全国大会のためお休みです。

          
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       夕菅 (丹後半島の小さな漁港にて)【撮影:北嶋八重さん】
       

      「関西句会」(第199回)

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        ★7月28日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
         小谷廣子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
         
        ☆主宰の一句
         
        月下美人月は雲間を飛びにけり   田島和生
         
         月下美人は夜、白い大輪の花を、仄かな甘い香りを漂わせて開く。窓外を見ると淡い月が雲間を動いた。ほんの一瞬の動きを「静」の中に捉え、映像を見ているような、美しく清新な句である。
         もう一句「切株の猫の見てをり土用波」
         (小谷廣子さん 記)
         
        ☆ 田島和生 主宰 選 (◎印特選)
         
        ◎若牛蒡切るほど匂ふ厨かな   安藤えいじ

        ◎初蝉や砂場に児等の砂埃    柴田惠美子

        祇園会や賀茂の流れのきらきらす  中野はつえ
        山の端に夏至の大きな入日かな  小谷廣子
        首洗ひ池てふしるべ木下闇      北嶋八重
        雨跡の山黒々と夜の秋        井浪千明
        朝まだき雀一羽の声涼し       柴田惠美子
        雨上がり自販機に蟻這ひのぼる 井上基子
        灼けゐたる神社の屋根の八咫烏 小谷廣子
        破れ垣に白百合匂ふ空き家かな  安藤えいじ
        鼓打つたびにひらひら絽の袂   北嶋八重
        病葉や寺領を走る水の音       井浪千明
        一声に山の静寂を牛蛙         原 万代
        大鯉の跳ぬる飛沫や苔の花     中野はつえ
        踏み石は石臼なりし走り萩      井浪千明
        白鷺のゆるり寄り来る田草取    井上基子
        いかづちのひとつ大きく戻り梅雨  小谷廣子
        木仏の干割れを撫づる夏遍路   原 万代
        伸び縮み道の真ん中の大蚯蚓   柴田惠美子
        新聞のインクが滲む小暑かな    安藤えいじ
        能涼し子方の声の澄みにけり    井浪千明
        小流れの花藻の沈む水の嵩     柴田惠美子
        宵涼し池に映りて揺らぐ木々     井上基子
        喪の家の裏より匂ふ愡顎     小谷廣子
        飛沫あげ大鯉跳ねたる梅雨の入 中野はつえ
         
         
        ☆北嶋八重さんが「みたらし祭」の写真とコメントをお送りくださいました。
          以下にご紹介します。
        みたらし祭(下鴨神社夏越の神事)
           下鴨神社の末社・井上社の夏の神事で、土用の丑の日前後に、境内の御手洗池に足をひたしたままろうそくを供え、ご神水をいただくことで一年間、の無病息災を祈ります。毎年、欠かさずに「「足つけ神事」で夏越のお祓いをしているからでしょうか、これまで大病もせず、無事に過ごせています。期間中、奉納されたおよそ千灯のみたらし提灯が楼門や境内を照らし、参道に並ぶ夜店の活気とともに糺の森は、夜遅くまで賑わいます。
        (北嶋八重さん 記)

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         下鴨神社みたらし祭

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         舞殿

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         夏越神事

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        池に映る灯も人々の足もとも、涼しげですね。
         
        写真を拝見するだけで、心身を清めていただいた気がします。
         
        八重さん、今回も「京の夏の風物詩」をありがとうございました!
         

        「関西句会」(第198回)

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          ☆6月30日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
           中野はつえさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

           
          ☆ 田島和生主宰 選 (◎印特選)
           
          ◎ 砂けむり飛ばし緋鯉のひるがへり  小谷廣子
           
          ◎ 磯釣に黒南風の空暗みたり     柴田惠美子
           
          ◎ 凌霄花の宙をさぐりて咲きのぼる  中野はつえ

           水占のひかり沈めて若楓      小谷廣子
           風蘭の浮き立つ白さ楠大樹    井浪千明
           激つ瀬の川床に灯のともりそむ  北嶋八重
           夏越祭雨の洗ひし宵の星      井浪千明
           夏つばめ逆まく波の照り翳り    小谷廣子
           釜の湯のたぎり巫女舞ふ大祓   井浪千明
           竹伐り会三刀にして真つ二つ   北嶋八重
           橋成りてしづけさに咲く花ざくろ  中野はつえ
            浮き出づる水占の文字や青葉光 北嶋八重
           川風にふつと潮の香花ざくろ    井浪千明
           紫蘇もみのあかあか染まる手の老いし 柴田惠美子
           濁流の河岸へなだれし合歓の花  小谷廣子
           滝つ瀬の波の秀かすめ夏つばめ  小谷廣子
           久に繰る母の歳時記梅雨湿り   北嶋八重
           図書館の空をころがる梅雨の雷   柴田惠美子

           
          ☆「関西句会」のご案内 

            
           8月25日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
           
            
           北嶋八重さんが「貴船」の写真とコメントをお送りくださいました。
           以下にご紹介します。
          貴船
           京都左京区にある貴船は、鞍馬とともに、古くから京都の奥座敷として知られ、貴族たちが涼を求めて訪れた場所です。パワースポットとしても知られ、清らかな川や山などの自然があふれ、神秘的な雰囲気が漂う中、散策を楽しめます。京都市内より5度低いと言われる貴船の夏の川床(かわどこ)は、貴船川の上に備えられた座敷で、川音を聴きながら、夏料理を味わえます。秋は紅葉、冬は雪景色、春は桜、初夏は新緑とどの季節に訪れても楽しむことができます。
          <貴船神社>
           能「金輪」にも取り上げられ、恋の恨みを晴らす神社とされていますが、実は、恋の神社として若い女性に人気のある縁結びの神社です。水占いでも有名です。京都駅からバスと電車と乗り継いで約1時間で叡山電鉄本線・貴船口駅に着きます。そこからバスに乗り継ぎ、貴船のバス停で下車。徒歩約5分で到着です。
           (北嶋八重さん 記)

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           貴船神社

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           貴船神社本宮

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           水占みくじ

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           奥宮

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           川床

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           貴船川

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          瀬音も聞こえてきそうで、水のパワーがいただけそう!
           
          水占は何と浮き出たのかしら?きっと「大吉」でしょうね。
           
          八重さん、ありがとうございました!
           

          「関西句会」(第197回)

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            ☆5月26日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
             井浪千明さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

             
            ◇ 田島和生主宰 選 (◎印特選)
             
            ◎ 白日傘波止に見上ぐる豪華船    柴田惠美子
             
            ◎ 実桜やうすくらがりに水匂ふ      小谷廣子
             
            ◎ 喪帰りの茅花流しの野面かな    小谷廣子

             夏の灯の裾より点る坂の街    中野はつえ
             田水張る裏六甲の裾にかな    柴田惠美子
             次の声聞くまで待ちぬ夕河鹿   井浪千明
             何処より聞こゆる鼓春の昼    北嶋八重
             備中の神楽の面や緑さす     柴田惠美子
             蒲色に染まる丹波の麦の秋    井浪千明
             聞こえくる機織の音街薄暑    北嶋八重
             濠の面に二つの目玉蟇      柴田惠美子
             砂浜を走る少年夏薊        柴田惠美子
             抱卵の鶴の呼び合ふ青葉闇   中野はつえ
             恭仁京跡の畦に一本夏薊           小谷廣子
             母の日に纏ひし母の藍結城    北嶋八重
                      

            ☆「関西句会」のご案内   
             
             6月23日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
             
              
            ★北嶋八重さんが「哲学の道」の写真とコメントをお送りくださいました。
             以下にご紹介します。
            哲学の道
             東山山麓の疏水に沿う小径です。「哲学の道」の名前は、明治時代に哲学者・西田幾多郎が、思索にふけりつつ散策したことに由来すると言われています。春は桜、夏は新緑と木蔭、秋は紅葉、冬は雪景色と季節ごとの風情を楽しむことができ、「日本の道百選」に選定されています。新緑の真只中、若王子神社から北に向かい、途中、道を逸れ「法然院」を拝観し、銀閣寺道までの約2キロメートルの緑蔭を散策して来ました。(北嶋八重さん 記)

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             法然院

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            白砂壇(びゃくさだん)

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             方丈

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            夏の哲学の道も素敵!
             
            緑が眩しいほど鮮やかですね。
             
            八重さん、ありがとうございました!
             

            「関西句会」(第196回)

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              ☆4月28日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
               原 万代さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

               
              ◇ 田島和生主宰 選 (◎印特選)
               
              ◎添削の赤ペン置きて春惜しむ     安藤えいじ
               
              ◎引き水のあふれゐし甕山桜      小谷廣子
               
              ◎ややの手の乳房押さふる穀雨かな  安藤えいじ

               円陣の十二神将花明り      小谷廣子
               花筏堰に集まりふくらめり     中野はつえ
               やはらかな風にまかせて蝶つるむ 原 万代
               初桜馥郁と香の築地越え     柴田惠美子
               潮引けば珊瑚のかけら鳥雲に  小谷廣子
               改元を迎ふる皇居緑さす     原 万代
               春深し夫の遺愛のカメラ手に   柴田惠美子
               掃き寄せば芥となるや花の蘂   中野はつえ
               尾を立てて猫の行き来や花の路地 中野はつえ
               燈台へ崖の小径や鳥帰る     小谷廣子
               雪洞に沿ひてお濠の桜かな    北嶋八重
               傍らの遺影と酌みて花の下    原 万代
               花見客つぎつぎ撫づる秋田犬  北嶋八重
               残雪の岩木嶺見ゆる天守かな  北嶋八重

               
              ☆「関西句会」のご案内  
               
               6月23日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
               
                
              ★北嶋八重さんが「京都御苑」の写真をお送りくださいました。

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              御苑

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               桜の御苑

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               月華門

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               紫宸殿

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               御池庭

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               常御殿
               
              どの景も、どこか気高い趣がありますね。

              八重さん、ありがとうございました!
               

              「関西句会」(第195回)

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                ☆3月24日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
                 井上基子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。

                 
                ☆ 田島和生主宰 後日選 (◎印特選)
                 
                ◎啓蟄や土蹴る新(さら)のスニーカー 柴田惠美子
                 
                ◎うすうすと日は雲の中磯あそび    井浪千晶
                 
                ◎沖合を白き巨船や雛の間       古澤厚子

                 芽吹く枝雀一羽にしなふかな   中野はつえ
                 巻貝を拾へば春の砂こぼれ    井浪千晶
                 ミモザ咲くパン屋の多き港町   古澤厚子
                 おぼろ夜の闇のかたまり橋たもと 中野はつえ
                 あしび咲く御堂楊貴妃観世音   北嶋八重
                 鋤き返す田の高くあり初雲雀   小谷廣子
                 山里の川音近き花はこべ     原 万代
                 嵯峨野路や竹にてらてら春の雪  小谷廣子
                 石段に一輪散るや紅椿      井上基子
                 打ち寄する磯菜さまざま涅槃西風 井浪千晶
                 合掌屋裏の池塘や蕗の薹     小谷廣子
                 陵の映る水面や鳥交る      中野はつえ
                 魚ん棚店主のほむる桜鯛     柴田惠美子
                 けぶろうて木の芽起しの雨となり 中野はつえ
                 鳥雲に生家の墓を仕舞ひけり   古澤厚子
                 木の芽風登りきつたる男坂    北嶋八重
                 雪残る湖北ゆるりと鳶の舞ふ   原 万代
                 涅槃図の赤鬼の泣き象も泣き   北嶋八重
                 潮垂れてうすくれなゐの干鰈   井浪千晶
                 春北風や波の間はるかに貨物船  柴田惠美子
                 日に燦と天向く八重の金盞花   柴田惠美子
                 

                ☆「関西句会」のご案内 
                  
                 5月26日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
                 
                  
                 北嶋八重さんが「近衛邸跡の桜」の写真とコメントをお送りくださいました。
                 以下にご紹介します。
                <京都御苑の近衛邸跡の桜>
                 糸桜として知られる京都御苑の近衛邸跡の枝垂桜です。ソメイヨシノより一足早く、お彼岸のころに見頃を迎える京都を代表する早咲きの桜の名所です。八重紅枝垂桜もあるので、3月下旬〜4月中旬まで長い間楽しむことができます。
                 池の面に糸桜が枝垂れる景は風情があり、毎年、訪れますが、何と今年は池の水が枯れて底が見えていました!もちろん泳いでいる筈の鯉の姿もありません。昨年9月の台風で、池に水を送るポンプが壊れてしまったのが原因のようです。それでも、たくさんの内外の観光客やお花見の市民で賑わっていましたが、初めて眺めた人達は、これが普通と思われていたようです。私が訪れたのは、3月26日。その翌日、京都御所に滞在中の天皇皇后両陛下が訪れられ、花見客と歓談されている光景を、テレビニュースで拝見しました。
                (北嶋八重さん 記)
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                「近衛邸跡の桜」はいつ観ても高貴なしなやかさを感じますね。
                 
                八重さん、今年も真っ盛りのショットをありがとうございました!
                 

                「関西句会」(第193回)

                0

                  ☆1月27日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
                   北嶋八重さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
                   
                  ◇ 田島和生主宰 選 (◎印特選)
                   
                  ◎エンタシスの丹塗りの柱初灯   小谷廣子
                   
                  ◎どこまでも海きらきらと初電車  古澤厚子

                   ほの甘き七草粥の浅みどり    小谷廣子
                   深閑と霊気だだよふ寒の闇    中野はつえ
                   青味さす竹の走り根春兆す    井波千明
                   二拍して押し出されたり初詣   古澤厚子
                   母と娘の掛声そろひ初鼓     北嶋八重
                   青き藻を水槽に入れ春仕度    古澤厚子
                   白菜をラガーのやうに掴みけり  安藤えいじ
                   紅白の御鏡据うる千体仏     小谷廣子
                   老禰宜の笏を落せる三日かな   北嶋八重
                   眉上ぐる十二神将底冷えす    北嶋八重
                   声高に買つてよ買えよ初弘法   安藤えいじ
                   灯の消ゆる病院の窓寒昴     古澤厚子
                   七草粥湯気の奥より京言葉    小谷廣子
                   
                  ☆「関西句会」のご案内 
                    
                   2月24日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
                    
                  北嶋八重さんが「三椏の花」の写真とコメントをお送りくださいました。
                  以下にご紹介します。
                   
                  <三椏の花> 
                   早春の丹後の山里(京都府京丹後市網野町切畑)に咲く、三椏の花の写真です。
                   春とは名のみの丹後では、立春を過ぎても雪の降ることもあり、吹雪に打たれる姿はいじらしい感じがします。歳時記には、「ジンチョウゲ科の落葉低木の花で、中国原産。高さは2メートルぐらい。葉の出る前に黄色い花三又に分かれた枝の先にびっしりと咲く。樹皮は和紙の原料として用いられる。」と解説されています。 
                    (北嶋八重さん 記)
                   


                   
                   雪とミツマタ
                   
                  小さな花が集まって懸命に雪に耐えているようで、
                  健気な感じがしますね。
                   
                  八重さん、ありがとうございました!
                    

                  「関西句会」(第190回)

                  0

                    ☆9月23日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
                     小谷廣子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
                     
                     
                    ◇ 田島和生主宰 選 (◎印特選)

                    ◎新涼や白波のとぶ小松原     小谷廣子
                     
                    ◎山の辺は風の湧く道葛の花    井浪千明

                     白粉の咲いて深まる四方の闇    中野はつえ
                     穴太積の天守の跡や法師蝉          古澤厚子
                     話声路地に響きし良夜かな     安藤えいじ
                     蕎麦の花小雨に煙る国境     北嶋八重
                     社説読みしばし微睡む昼の虫    安藤えいじ
                     小流れに映る露草色深し     古澤厚子
                       無言館
                     身にしむや妻のデツサン残し逝く 北嶋八重
                     邯颪里い茲菴Яし水の秋    柴田惠美子
                     月天心ガントリークレーン聳え立ち 古澤厚子
                     ロープウエーの谷に湧くごと虫の声 北嶋八重
                     朝寒や一枚羽織る夫のもの    中野はつえ
                     秋霖や水輪の中に亀の口     古澤厚子
                       俳句弾圧不忘の碑
                     弾圧の句碑や信濃の天高し    北嶋八重

                     
                    ☆「関西句会」のご案内   
                     
                    10月28日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
                     
                    11月25日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」

                      
                    北嶋八重さんが「無言館」と「俳句弾圧不忘の句碑」の写真と解説をお送りくださいました。以下にご紹介します。
                     
                    <無言館> 長野県上田市古安曽
                      信州・上田の郊外、塩田平を望む丘の上建つ美術館。 第二次世界大戦で没した画学生の遺作や遺品を集めた美術館で、1997年に開館しました。
                      施設名の「無言館」は、展示される絵画は何も語らず「無言」であるが、見る側に多くを語りかけるという意味で命名されたといわれますが、訪れた人もまた展示の絵画を見て「無言」になるという意味をも含まれているそうです。

                    <俳句弾圧不忘の句碑> 無言館敷地内 
                      戦時中の治安維持法の下、俳句雑誌「京大俳句」のメンバーら40人を超える俳人が検挙され、投獄されるなどしました。その俳句弾圧事件を忘れず、思想と表現の自由を願って、金子兜太、窪島誠一郎(無言館館主)、マブゾン青眼(長野在住のフランス出身の俳人、他多くの俳人の等の呼びかけで、「俳句弾圧不忘の碑」が建立され、平成30年2月25日の除幕式には、田島主宰も出席されました。
                      碑の文字は、幕式直前の2月20日に98歳で亡くなった金子兜太が揮毫し、その下に、弾圧された俳人の作品17句が刻まれています。その内の数句を書き留めて来たので、ご紹介します。
                     
                      降る雪に胸飾られて捕へらる      秋元不死男
                      我講義軍靴の音にたたかれたり    井上白文字
                      徐々に徐々に月下の捕虜として進む  平畑静塔
                      戦争が廊下の奥に立つてゐた     渡辺白泉
                      英霊をかざりぺたんと座る寡婦      細谷源二

                    (北嶋八重さん 記)
                     
                     無言館
                     
                     オリーヴの読書館
                     
                     山王公園
                     
                     俳句弾圧不忘の碑
                     
                     塩田平を望む丘

                     
                    自由な表現が脅かされる時代、
                    二度と繰り返してはなりませんね。
                     
                    私もぜひ訪ねたいです。
                     
                    八重さん、丁寧なご紹介文をありがとうございました!
                     

                    「関西句会」(第189回)

                    0

                      ☆8月26日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
                       中野はつえさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
                       
                       
                      ◇ 田島和生主宰 選 (◎印特選)

                      ◎夕汽笛遠くに聞こえ処暑の雲      安藤えいじ
                       
                      ◎人灼けて宮の土塊掘りゐたる      小谷廣子
                       
                      ◎山峡の馬塞(ませ)に沿ひたる盆の道 小谷廣子

                       秋爽や得度せし子の墨衣      北嶋八重
                       秋風や厩の跡のがらんどう     小谷廣子
                       海沿ひの軒に乾びし尾花蛸     中野はつえ
                       秋暑し誤嚥の水にむせゐたり    柴田惠美子
                       台風の去りしベランダ朝雀      柴田惠美子
                       鯉の背に触れむばかりや鬼やんま 中野はつえ
                       母屋より白檀匂ふ盆の闇      小谷廣子
                       骨董の壷を取り出し盆の月     安藤えいじ
                       朝雲の白き一刷け秋立ちぬ    小谷廣子
                       石一つ濡らして飛べり石たたき   中野はつえ
                       文月や旅の枕に寝付かれず    藤田侃也
                       高々と独活を躍らせ喜雨来る    阪上 元
                       黄の絵具零すかに消え秋の蝶   安藤えいじ

                       
                      ☆「関西句会」のご案内    
                        
                       9月23日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
                       
                      10月28日は「雉」全国俳句大会のため休会
                       
                      11月25日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」

                        
                        北嶋八重さんが「比叡山西塔」の写真と解説をお送りくださいました。
                        以下にご紹介します。
                      比叡山西塔<浄土院>
                       伝教大師最澄により延暦7年(788)に創建された比叡山東塔の根本中堂には、開創以来不滅の法灯が、1200年の時を越えて輝き続けています。その東塔から、北へ1キロメートルほどの西塔の浄土院は、第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれ、伝教大師最澄上人の御廟所があり、比叡山中で最も清浄な聖域とされています。8月20日、浄土院での孫の「本山得度式」に参列し、初秋の一日を清々しい気分で過ごして来ました。
                        (北嶋八重さん 記)
                       
                       砂州と本堂
                       
                       浄土院.本堂
                       
                        庫裏
                       
                       伝教大師御廟所
                       
                       得度受戒式
                       
                      爽やかな中にも厳粛な空気感が伝わってきますね。
                       
                      八重さん、お孫さんの「本山得度」おめでとうございます!
                       

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