「大津・本丸句会」(第96回)

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      8月25日「大津・本丸句会」(通信句会)が行われました。
     向平まゆみさんから句会報が送られてきましたので、以下にご報告します。

    ☆ 田島和生主宰選(◎印特選) 


    ◎咲き継ぎて母のあさがほ紺深し    熊村あけみ

     

    ◎金婚を告げ父母の墓洗ふ          安藤照枝
     

    ◎色変へぬ松や煙雨の浮御堂       西村千鶴子
     

    ◎サングラス流るる雲の近々と     一村葵生
     

    ◎門灯を消しに立つ夫夜の秋        熊村あけみ

                                        

    瑠璃蜥蜴泳ぐがごとく逃げ去れり   一村葵生

    若女将盛り塩糺す秋気かな          阪本節子

    秋風に吹かれリフトの人となる     熊村あけみ

    くつきりと白き枯れ松夏の山        一村葵生

    里坊へつづく小流れ石叩      西村千鶴子

    雲の峰アシカの回る大しぶき       安藤照枝

    芋の露猫の背ぬれて光りけり   井上美恵子

    ありし日の祖父の田畑や葛の花  青木陽子

    よく通る尼の声明施餓鬼寺     松岡和子

    酒やけの鼻が目印生身魂       松岡和子

    ころころと雨戸繰る音今朝の秋  小林佳月

    サイレンに子犬の和する晩夏かな  西村千鶴子

    ひぐらしや灯の奥の観世音     向平まゆみ

    蜩やトースト匂ふ独りの餉      西村千鶴子

    相乗りて来ませ父母茄子の馬       松岡和子

    一句添え米寿の姉へ早稲の秋      安藤照枝

    新涼や一気に登るロープウェイ   熊村あけみ

    新涼や造り酒屋の暖簾ゆれ     阪本節子

    ★大津本丸句会のご案内


    9月も通信句会となります。

    9月25日(金)締め切りです。

    ☆ 向平まゆみさんから、「明智左馬之助駒止の松(大津市柳ヶ崎)」の写真をお送りいただきました。 

     

     
     

     

     


    明智光秀ゆかりの松なのですね。
     

    凛として確かに馬を繋げそう。

    まゆみさん、ありがとうございました!

     


    「大津・本丸句会」(第95回)

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      ★ 向平まゆみさんから、7月28日「大津・本丸句会」の句会報が送られてきました。
        以下にご報告します。


      ☆ 田島和生主宰選 (◎印特選)
       

      ◎水神の仄暗き辺や苔の花   西村千鶴子
       

      ◎夏の昼瞼重たき樹陰かな   山田流水
       

      ◎夏籠へ如来の細き鯰髭    一村葵生
       

      ◎大暑かな鯉反転の大飛沫   安藤照枝
       

      ◎雨粒の風に走れり蓮浮葉   青木陽子
       

      ◎満願の札所や合歓の花盛り  筧 ゆき


      音立てず庭を濡らせる涼雨かな 井上美恵子
      閘門の港に残り晩夏光      筧 ゆき
      廻廊を尼僧の行ける麻衣     青木陽子
      黒南風の髪にべたつく夕べかな 小林佳月
      夕涼や母の刺し子の藍暖簾   向平まゆみ
      青田風吹いて二輌の電車かな  熊村あけみ
      くぐり出で空の広さや夏のれん  中村良一
      渓流の瀬音軽やか夕河鹿    西村千鶴子
      広縁に足を遊ばせ青田風    松岡和子
      蟬しぐれ吊橋渡る野猿かな   一村葵生
      子蟷螂鴉の声に鎌を止め    熊村あけみ
      晴れ渡る空を白鷺輝けり     阪本節子
      桷(ずみ)の咲く分水嶺や鳶の舞ふ 西村千鶴子
      凌霄や列車ごとごと湖西線   小林佳月
      畑の物提げて妹西日中     西村千鶴子
      梅雨時や卓の真ん中常備薬  青木陽子
      高々と跳ね橋上がり梅雨の明  安藤照枝
      門前を急ぐ人々梅雨曇      三雲宏一
      杉下駄や築百年の土間涼し   松岡和子
      杼を通す音の凉しき地機織   熊村あけみ
      うだる身に風を通せりあつぱつぱ 井上美恵子
      クロールの吾子の手握りゴールかな 前田かよ子
      廃校の土俵へ唸り草刈機    安藤照枝
      横たはる母を見舞の夏帽子   前田かよ子
      夏蝶や日に耀へる大手門    阪本節子



      ★大津本丸句会のご案内
       

       8月も通信句会となります。

       ※ 8月25日(火)締め切りです。
         

      ☆ 向平まゆみさんから「梅雨明け直後の琵琶湖」の写真をお送りいただきました。
       以下にご紹介します。

       

       


       

       

       


       

       

       

       


      夏の琵琶湖、爽やかですね!
       

      ヨットにボートにフィッシング。楽しそう♪
       

      まゆみさん、ありがとうございました!
       


      「大津・本丸句会」(第94回)

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        向平まゆみさんから、6月「大津・本丸句会」(通信句会)
        の句会報が送られてきました。以下にご報告します。

         

        ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)  

         

        ◎間欠泉高々と噴き五月晴    安藤照枝

         

        ◎コロナ禍や切りなく降りて夏落葉 馬場千香子

         

        ◎萍や堅田の浦の舟溜            西村千鶴子

         

        ◎吊り橋の揺れて小走り青時雨   一村葵生

         

          

        日吉(ひえ)社への近道昏し夏椿 西村千鶴子

        見上ぐれば光る甍や夏の雲       山田流水

        燕の巣仰ぐ吾が頭に糞落とす      安藤照枝

        一輪のどくだみを添へクリスタル  前田かよ子

        山寺の小さき本堂青葉木菟         松岡和子

        山寺の石段占むる著莪の花         前田かよ子

        麻縮母のひと世を思ひをり           熊村あけみ

        口あけて我に我にと燕の子           山田流水

        老鶯のひねもす啼きて峡深し      向平まゆみ

        峠道三光鳥の声の降り         熊村あけみ

        はたた神閨の隅まで照らしけり    筧 ゆき

        欅若葉びつしり空を覆ひけり       一村葵生

        実梅もぐ巫女の腕のいと眩し       青木陽子

        馬鈴薯の花仄白き夕べかな    小林佳月

        野良猫(のら)の餌を鴉掠める朝曇  熊村あけみ

        雨近く突如高鳴き雨蛙          山田流水

        万緑の沖島を発ち定期船           西村千鶴子

        じんじんと頭痛のしたる梅雨入かな 井上美恵子

        病院に検温の列若葉冷      安藤照枝

        抜く足の泥美しき田植祭      熊村あけみ

        山陰の水辺に沿へり杜若     阪本節子

        手術日の決まりし母の髪洗ふ   筧 ゆき

        梅雨晴間水槽洗ひ亀洗ひ          馬場千香子

        寝返りや裸の稚の蒙古斑      青木陽子

        薫風や空へ高々足場組む      西村千鶴子

         

         

        ★大津本丸句会のご案内

            

         日時:  7月28日(火) 303号室 10時30分〜12時30分 
            

                     8月25日(火) 303号室 10時30分〜12時30分
         

              9月22日(火) 303号室 10時30分〜12時30分

         

          会場: 大津市生涯学習センター

         

         

        ☆ 向平まゆみさんから「日吉東照宮」の写真とコメントをお送りいただきました。

          以下にご紹介します。

          写真は、大津市坂本の日吉東照宮です。社殿は権現造りの発祥とされ、日光東照宮に先立ち、その原型になったとされています。明治以前は比叡山延暦寺が管理していましたが、明治時代の神仏分離令により日吉大社の管理となっています。  

        (向平まゆみさん 記)

         


         

         


         

         


         

         


         

         

        歴史を感じさせる宮社ですね。

         

        鄙びた極彩色に、往年の華やぎが想像できます。

         

        まゆみさん、ありがとうございました!

         


        「大津・本丸句会」(第93回)

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          5月「大津・本丸句会」は、今回も通信句会となりました。
          向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
           
          ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)
            
          ◎総身にみづうみの風袋掛   筧 ゆき

          ◎花茱萸や遠海原に波がしら  熊村あけみ

          ◎広ぐれば樟脳匂ふ更衣    青木陽子
           
          青鷺やくらしの町を川流れ    西村千鶴子
          杖つける母の歩幅や麦の秋   筧 ゆき
          卯の花のこぼるる鉄路つづきけり 青木陽子
          葉桜の岸に園児の騒ぎをり   小林佳月
          杜若自撮りに少女と納まりし   山田流水
          表札は今も兄の名燕の巣    安藤照枝
          扇風機そばに引き寄せ夕餉かな 前田かよ子
          梅花藻に水棹取らるる藻刈舟  西村千鶴子
          唐橋をわたる夏帽白きかな   向平まゆみ
          快音のバイクに媼青田波      筧 ゆき
          犬に来る注射の葉書夏隣    安藤照枝
          ソーダー水窓辺に飲むや緑立つ 井上美恵子
          しなやかに早苗の風を躱しけり 中村良一
          山畑へ水を担げり朴の花     熊村あけみ
          水盤の目高へ雨の五六粒    西村千鶴子
          桜の実呼び合ふごとく鳥鳴けり 青木陽子
          ギヤマンの青の透きゐて夏来る 阪本節子
          捨てかねて母手づくりの夏布団 小林佳月
          蜆蝶ショパンのワルツさながらに 前田かよ子
          田植機にまたがる喜寿の女かな 安藤照枝
          早苗餐や皿に取り分け山のもの 松岡和子
          ほととぎす聴き味噌汁をすするなり 山田流水
          青蘆や釣舟の水脈残りたる        中村良一
          新緑の坂上り来る集乳車         筧 ゆき
          武者飾る古希の顎に白き髭   一村葵生
          眼を合はすそぶりも見せぬ金魚かな 中村良一
          小満や檜皮剥がるる幹紅し   一村葵生
          べた凪のひかる初夏磯づたひ   阪本節子
          夏の湖女釣師の竿さばき      山田流水

           
          ★大津本丸句会のご案内
           
           6月句会も通信句会となります。
           以下は、通信句会で一村葵生さんに送る際の要領です。
           今一度、内容を確認の上、投句をお願いしたいとのことです。
          ----------------------------------------
          〆切は、6月20日(土)到着厳守で。
          5句を便箋に列挙し、作者名を添えてください。
          返信用封筒を同封のこと。
          返信用封筒は「長形3号」で。
          返信用封筒の宛名には「宛」や「行」ではなく、
          「様」と記してください。
          -------------------------------------- 以上
           
           7月・8月の句会は、以下の通りです。

           日 時: 7月28日(火) 303号室 10時30分〜12時30分 
              
                       8月25日(火) 303号室 10時30分〜12時30分

            会 場:大津市生涯学習センター(部屋は少し広めの303号室の予定)

           
          ☆ 向平まゆみさんから「青鬼祭の鬼」の写真とコメントをお送りいただきました。
            以下にご紹介します。
            写真は、 石山寺中興の祖、朗澄律師の遺徳を偲ぶ青鬼祭りの鬼です。高さ約5m、杉の葉で作られており、石山寺山門前で参拝者を迎えてくれます。
          「石山寺縁起絵巻」には、朗澄律師が「自分の死後は鬼の姿となって石山寺の聖教を守る」と誓って亡くなられた場面が描かれており、毎年5月第3日曜に祭りは行われますが、コロナ禍の今年は縮小して開催されたようです。
                  (向平まゆみさん 記)
          青鬼祭.jpg

          とても頼もしそうな青鬼さんですね!
           
          免疫力を高めていただけそうで、思わず写真に手を合わせました。
           
          まゆみさん、ありがとうございました!
           

          「大津・本丸句会」(第92回)

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            ★ 4月「大津・本丸句会」は、今回も通信句会となりました。
               向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
             
            ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)

            ◎手のひらで計る子の熱花菜雨  筧 ゆき
             
            丘の上流るる雲に花の雲       山田流水
            パンの香の歩道に流れチューリップ 熊村あけみ
            轆轤の手休めて初音聴きゐたり  筧 ゆき
            ふる里のしころ庇や竹落葉     青木陽子
            西行庵篠笛ひびく花の山      安藤照枝
            かき曇り雹の叩けりアスファルト  一村葵生
            春泥の靴の囲むや祖父の墓    安藤照枝
            行く春や靴提げて見る離岸流    西村千鶴子
            鶯の放つ一声谷深し        一村葵生
            磯巾着花と開きて潮溜        熊村あけみ
            剣山のごとく鈴蘭芽の揃ふ     馬場千香子
            行く春の暗渠に響き水の音     熊村あけみ
            明星のまたたく夜明種蒔けり   青木陽子
            渦まきて鯉の泳げり春の池    青木陽子
            菜の花を蝶わたりゆく昼下がり  一村葵生
            谷川の滔々と鳴り落椿       熊村あけみ

             
            ★大津本丸句会のご案内
             
             会 場:大津市生涯学習センター
                
             日 時: 5月 通信句会を予定しています。
             
                  6月23日(火)201号室 10時30分〜12時30分

             
            genjuan.jpg
             新緑の幻住庵【撮影:向平まゆみさん】
             
            新緑が美しく、芭蕉の隠棲地らしい風情がありますね。
             
            まゆみさん、ありがとうございました!
             

            「大津・本丸句会」(第91回)

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              ★ 3月24日(火)の「大津・本丸句会」は、新コロナウイルス感染防止のため、
               通信句会に変更されました。
                向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
               
              ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)

              ◎鴨引くや泣きだしさうな北の空  西村千鶴子

              海棠の花へ双子のベビーカー     西村千鶴子
              合格や卓に音たて鍋の蓋     青木陽子
                パンデミック
              春寒しマスクの顔に会ふばかり  一村葵生
              乙女椿活けて玄関らしくなり    小林佳月
              茎立のそこここ黄色残すかな   馬場千香子
              芽楓や歩みを合はせ法隆寺    向平まゆみ
              朝市のひとりの媼春火鉢      前田かよ子
              霾や喪帰りの肩払ひ合ひ      筧 ゆき
              小さき手の金平糖や春の色    阪本節子
              初蝶や早や薄瑕のあるやうな   馬場千香子
              蕗味噌や晩年の妣里暮し     青木陽子
              近づけば畦一面のいぬふぐり   馬場千香子
              山笑ふおかつぱ梳ける柘植の櫛  青木陽子
              手を取りて共に見上ぐる老桜    山田流水
              鑑真の寺は列柱木の芽風     安藤照枝
              恋猫の声のまどろみ破りけり    一村葵生 
              紅梅の花弁降り敷く夕べかな   小林佳月
              投函の旅の絵はがき燕来る    青木陽子
              立ちてまた下り来る雀春茜     馬場千香子
              初ひばり母の回向の燈の一つ   阪本節子
              没日いま水脈燦めきて春の鴨   向平まゆみ
              ゆつたりと浸る柚子の香湯の煙  一村葵生
              春の鴨かすかな声を立てて揺れ  熊村あけみ
              待ち人にビタミン色の春の月    西村千鶴子
              白梅や鳥入れ替はり立ち替はり  松岡和子
              春浅し小荷物に捺す摩滅印    筧 ゆき
              卒業の少女の立居大人びて    向平まゆみ
              古畳あげて納戸の春埃       小林佳月
              膝の子のいつしか眠り彼岸寺   筧 ゆき
              春雨や宿の番傘油の匂ひ     青木陽子
              吊橋の軋む音立て山笑ふ     前田かよ子
               

              ★大津本丸句会のご案内
               
               会場:大津市生涯学習センター
                  
               日時: 5月26日(火)201号室 10時30分〜12時30分

                   6月23日(火)201号室 10時30分〜12時30分


              omiohashi.jpg
               びわ湖岸なぎさ公園から近江大橋を望む【撮影:向平まゆみさん】    
               
              心が晴れやかになる景ですね♪
               
              まゆみさん、ありがとうございました!
               

              「大津・本丸句会」(第90回)

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                ☆2月26日(水)「大津本丸句会」が開かれました。
                 向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。 
                  落つる日や春鮒釣の舟に立ち      田島和生
                 
                  みづうみが見えてふらここ高くなる  田島和生
                 
                ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)
                 
                ◎冬枯や牧に干乾ぶ牛の糞   安藤照枝

                      安土城址
                ◎虎口(こぐち)より入ればあまたの落椿 一村葵生
                 
                ◎海原へ開く湯治場椿咲く    熊村あけみ
                 
                ◎散り際のことに際立ち梅香る 馬場千香子
                 
                ◎桃の花人形塚に雨の降る   青木陽子
                 
                紅をひく東の空に春の月       山田流水
                わらび餅きな粉に咽せる幼かな   青木陽子
                船待つや雁木を覆ふ春の雪     安藤照枝
                来て見れば瀬田の唐橋夕霞     山田流水
                比良はまだ頂白く田を鋤けり     青木陽子
                如月の雪に湖北の静もれり      向平まゆみ
                うすうすと窓辺明け来る春近し    馬場千香子
                一山をどよもし行けり春疾風     熊村あけみ
                きりんの目空を見上げて春時雨   前田かよ子
                山祇(やまつみ)へ道ひとところ菫草 西村千鶴子
                波先の尖り猛るや北颪         中村良一
                昃(ひかげ)れば名のみの春やストレッチ 中村良一
                早春や走者の道の照り返る    三雲宏一
                早春の吹き流し舞ふ舟着場    三雲宏一
                りぼん添へバレンタインの芋焼酎 向平まゆみ
                残雪の畦に金肥の袋積み     青木陽子 
                比良八荒湖へ傾げる松並木    熊村あけみ
                中庭へ謡の復習(さら)ひ梅月夜 一村葵生
                湖へ音無き流れ座禅草         向平まゆみ
                芽柳や五位鳴き渡る堅田の津   西村千鶴子
                焼牡蠣のぱちつと弾けてのけぞりぬ 安藤照枝
                宛先の滲む速達多喜二の忌    筧 ゆき
                アネモネや膨らみはじむパンケーキ 西村千鶴子
                春の日の辞職の決意スーツ買ふ  前田かよ子
                ピアノ曲何度もさらふ児麦青む   安藤照枝 
                 

                ★大津本丸句会のご案内
                 
                 会 場: 大津市生涯学習センター
                    
                 日 時: 3月24日(火)201号室 10時30分〜12時30分

                      4月28日(火)201号室 10時30分〜12時30分

                      5月26日(火)201号室 10時30分〜12時30分
                 
                信楽.jpg
                 「信楽の登り窯」(今は使われていない)【撮影:向平まゆみさん】 
                 

                「大津・本丸句会」(第89回)

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                  ☆1月29日(水)「大津本丸句会」が開かれました。
                   向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
                   
                    
                  船溜手に乗る程の鳰(にほ)浮かぶ  田島和生

                  白山の片面へ入日大枯野        田島和生

                        
                  ☆ 田島和生主宰 後日選(◎印特選)
                   
                  ◎山眠るその奥山の日当りて    一村葵生

                  ◎板壁に古りしメニューやのっぺ汁 筧 ゆき

                  ◎涌くごとく鳶舞ひたる寒暮かな   熊村あけみ
                                                
                  お辞儀せる幼の周り淑気かな    小林佳月
                  左義長や太古のままの火を畏れ  松岡和子
                  北颪真正面に湖の鳥               中村良一
                  山茶花の散るや余白の苔の色   西村千鶴子
                  寒餅を搗いて丸めてひと日かな  松岡和子
                  牡蠣舟へ下りる二三歩灯の小さく 熊村あけみ
                  枯蔓を引けばねじれの力かな   中村良一
                  旅ごころくすぐる駅や春隣       竹内悦子
                  読み聞かせせがむ幼や春隣      小林佳月
                  廃屋の庭そのままに寒椿         青木陽子
                  大寒や火の轟々と登り窯         安藤照枝
                  しぐるるや鳶の輪を描く雲の下  馬場千賀子
                  朝練の足音響き山眠る            前田かよ子
                  つくばひに淡き日の差し実千両  筧 ゆき
                  あふるるほど備前の壷に水仙花  阪本節子
                  川底の石の白々寒旱               一村葵生
                  ラカンパネラ聴くや出窓へ寒の月 安藤照枝
                  酒蔵の浮き立つ家紋冬の月      青木陽子
                  水鳥や灯遠く湖暮るる             西村千鶴子
                  桟橋に貸舟舫ひ水温む            筧 ゆき
                  逝く友を送るコーラス冬すみれ   向平まゆみ
                  山腹のお百度道や帰り花         一村葵生
                  初晴や神泉の鯉浮かみたる      熊村あけみ
                  川岸を歩け歩けの去年今年      三雲宏一
                  真夜中や皮ジャンバーの訪問医  青木陽子
                  パプリカの中のうつろや風邪心地 青木陽子
                  ゆるき坂上り寺跡初日受く            馬場千賀子
                  大寒の峡の七軒音もなき         松岡和子
                  萌黄色の服を用意し春を待つ   竹内悦子
                  寒木瓜の朱に日のとどく二年坂  西村千鶴子
                  遠ざかる祖母のおもかげ負真綿  向平まゆみ
                  仏飯を高々と盛る寒日和          阪本節子
                  取らず置くをさなの得手のかるた札 熊村あけみ


                  ★大津本丸句会のご案内
                   
                   会場: 大津市生涯学習センター
                   
                     日時: 2月26日(水)201号室 10時30分〜12時30分
                   
                       3月24日(火)201号室 10時30分〜12時30分

                       4月28日(火)201号室 10時30分〜12時30分


                  ☆ 向平まゆみさんが、「菜の花畑」の写真とコメントをお送りくださいました。
                      以下にご紹介します。
                  比良山を背景に広がる菜の花畑
                   滋賀県守山市の第一なぎさ公園に咲く「寒咲花菜」という早咲きの菜の花です。
                   琵琶湖の向こう岸に広がる冠雪の比良山系とのコントラストが素晴らしいのですが、今年は、なかなか雪の比良を見ることができませんでした。
                                 (向平まゆみさん 記)
                  菜の花と比良.jpg

                  見事な菜の花畑ですね!
                   
                  一気に春がやってきたようで明るい気分になります♪
                   
                  まゆみさん、ありがとうございました! 
                   

                  「大津・本丸句会」(第88回)

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                    ☆12月24日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
                     向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。 
                      
                    みづうみの遠(をち)を白波冬ざくら  田島和生
                     
                    狛犬の大口へ網冬の蜘蛛       田島和生
                     
                    ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)
                     
                    ◎ゆつくりと浮きて落葉に触るる鯉  馬場千賀子

                    ◎氷魚汲むや比良の頂よく見えて  西村千鶴子

                    ◎よどみなく水湧く音や漱石忌    青木陽子

                    ◎冬至南瓜刃の入れどころ探すなり 熊村あけみ
                     
                        木之本宿
                    琴の糸綯(な)ふや時雨るる脇街道 西村千鶴子
                    ポインセチア胸の榾火のなほありて 竹内 悦子
                    水音のして水鳥の水脈のこる     熊村あけみ
                    極月やブルーシートの屋根あまた   西村千鶴子
                    喜寿の夫祝ふ親族(うから)や冬薔薇 竹内 悦子
                    祖父母ゐて父母のゐませし報恩講  小林和子
                    冬菊の風ぐせのまま枯れにけり   中村良一
                    冬菜洗ふ水の光をあふれしめ    熊村あけみ
                    枯尾花日は燦爛と入りにけり    一村葵生
                    極月の水尾の二筋湖の鳥         阪本節子
                    冬日没るメタセコイアの長き道   山田流水
                    白川の花街をゆく師走かな       阪本節子
                    朝市のひときは赤き飛騨の蕪   筧 ゆき
                    諍ひは一言控へ煤払               向平まゆみ
                    丹波路の山里に照り木守柚子   馬場千賀子
                    田に跳ねて田鳧真白き羽裏かな 馬場千賀子
                    裸火に手を翳したる年の市    青木陽子
                    靴底に落葉ふかふか並木道    熊村あけみ
                    子別れに泣かす役者や京師走  阪本節子
                    寒雀檜皮屋根から零れをり    馬場千賀子
                    電柱の灯りの暈や雪しんしん   中村良一
                    大空に伸びに伸びけり冬木立  小林和子
                    川岸にまだ紅残る櫨紅葉      三雲宏一
                    百の柚子一番風呂を一人占め 安藤照枝
                    湯豆腐や休肝日なき夫のゐて 筧 ゆき
                    手編ケット母の匂ひに顔埋む  向平まゆみ
                     年の瀬やブルーシートの屋根の数 一村葵生
                    ふくろふの啼くや通夜の灯ゆらぎをり  青木陽子
                    神官の振る袖口の寒さかな    向平まゆみ
                     

                    ★大津本丸句会のご案内
                     
                     会 場:大津市生涯学習センター

                       日 時: 1月29日(水)201号室 10時30分〜12時30分
                         
                          2月26日(水)201号室 10時30分〜12時30分

                          3月24日(火) 201号室 10時30分〜12時30分
                     

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                     瀬田川岸に集まるゆりかもめの写真 【撮影:向平まゆみさん】
                          
                       

                    「大津・本丸句会」(第87回)

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                      ☆11月26日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
                       向平まゆみさんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
                       
                        
                       裸木の瘤の艶めき欣一忌    田島和生
                       
                       一稿の終はりて熟柿啜りゐし  田島和生
                       

                      ☆ 田島和生主宰 選(◎印特選)
                       
                      ◎綿虫や駅のホームを徘徊し    竹内悦子
                       
                      ◎裏木戸の開け放たれて松手入  安藤照枝
                       
                      ◎浦日和鱶のひれ干すをんなかな 筧 ゆき
                       
                      ◎縁切の寺に響くや大くさめ     向平まゆみ
                       
                      ◎凩やビルの死角に鳩のゐて   竹内悦子
                          
                      枯蔓や葬りの道へ六地蔵     熊村あけみ
                      冬空へ皇帝ダリアピンク濃し   馬場千香子
                      柚子一つ残りて空のがらんだう  西村千鶴子
                      石楠花の葉陰にちらり返り花   小林和子
                      輩も古りし故郷石蕗の花      小林和子
                      枯園に仰ぐ皇帝ダリアかな    青木陽子
                      日だまりを猫と分け合ひ石蕗の花 熊村あけみ
                      藁焼の紫煙匂へる冬田かな    馬場千香子
                      冬蝶の日を得て休む皇子の墓   西村千鶴子
                      海鳥や汽笛も凍る風港        山田流水
                      粕汁や睫毛に触るる椀の湯気   西村千鶴子
                      くるくるりロンドのやうに舞ふ落葉 井上美恵子
                         越前かに祭
                      茹でたてのセイコ蟹にもタグの付き 筧 ゆき
                      綿虫の日矢に舞ひたるふはふはと 向平まゆみ
                      北風に向かひて重し猫車       一村葵生
                      大きもの銜へ刈田を夕鴉       熊村あけみ
                      香煙の山辺の墓や鵙猛る     西村千鶴子
                      母の手の細きを探る小夜時雨   向平まゆみ
                      ボス猿のたくましき肩冬日燃ゆ  一村葵生
                      冬の雨画鋲の残る掲示板     筧 ゆき
                      逝く母の胸の温もり冬すみれ   阪本節子
                      風邪声の女医の薄着や回診日  青木陽子
                      魦船戻る船津の澪つくし     西村千鶴子
                      綿虫や見下ろせば目の眩む橋  一村葵生

                       
                      ★大津本丸句会のご案内
                       
                       会場:大津市生涯学習センター
                       
                       日時:12月24日(火)303号室 10時30分〜12時30分

                           1月29日(水)201号室 10時30分〜12時30分 
                          
                           2月26日(水)201号室 10時30分〜12時30分
                       
                       於:大津市生涯学習センター

                       
                      ishiyamadera.jpg
                       石山寺【撮影:向平まゆみさん】
                       

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