迎春

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    明けましておめでとうございます。
     
    本年も「関西地区だより」をよろしくお願いします。
     
         2018(平成30)年 元旦

    今年は戌年。犬の鋭い感覚に倣って五感を磨き、
    いい句を作りたいですね。
     
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    下鴨神社舞殿の大絵馬(撮影:北嶋八重さん)
     

    迎春

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         明けましておめでとうございます。


       本年もよろしくお願いします。
                   
                   2015(平成27)年 元旦


       

      昨年は、各句会担当の方によるコメントや写真提供のおかげで、ブログがとても充実したものになりました。

      今年もまた、各句会と連携をとりながら進めていきたいと思います。アドバイスやご協力をいただけたら幸いです。


      また、「雉」誌にも掲載されましたが、この1月から「雉」HPがリニューアルされました。

      新しいHPは、広島の村上正人さんが手作り
      で立ち上げてくださり、今後の更新も自ら行ってくださるそうです。まさに「雉」手作りのHPですね。
       
      さらに、これを機に一般の方々からのインターネットによる俳句投句
      (ネット俳句)を開始されました。ぜひアクセスしてみてください。
       
           【新しいHPのアドレス】
               ↓
        http://www.kijihaiku.org/

       

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       下鴨神社舞殿の絵馬(撮影:北嶋八重さん) 



      主宰の一冊

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         ☆北嶋八重さんが田島主宰のお若かりし頃の著作について紹介文を書いてください
           ました。

          
         『文学に登場した播磨の昨今(昭和47年)田島和生著                                                              
                                          北嶋 八重


        田島和生主宰は、昭和44年4月から47年2月までの3年弱(31歳から34歳)を、新聞記者として、姫路で勤務されました。仕事も忙しく大変な時代だったようですが、休日を利用して、人に会い、現地を歩いて書かれたものを、新聞に20回連載され、それらを地元の文学愛好者たちの協力を得て、出版されました。


        平成6年に開催された播磨文芸祭「繚乱の季節展」で、この本も特別
        展示室に飾られ三島由紀夫の本と並んでいたのにビックリされたそうです。


        前書には、以下のように書かれています。

        抜けるような青空に浮ぶ名城、果てしなく広がる播州平野。清らかな播磨灘の流れ。かつて美しい風土に生まれ、人情豊かな、この播磨を、こよなく愛した文学人たちは多い。(略)―あわただしい日々の生活の合間に、文学に登場した播磨を見直し、変わりゆく自然を縦軸に、移りゆく社会を横軸に、美しく悲しく織りなされる「人間絵巻」をつづってみた。


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        この中で、宮本百合子、和辻哲郎、竹久夢二、三木露風等とともに、椎名麟三を紹介されています。椎名麟三(1911〜73)は「深夜の酒宴」「美しい女」「自由の彼方で」などの作品、ミュージカル「姫山物語」の上演で知られている姫路出身の作家。実存哲学の立場から日常生活をリアルに描き「絶望の作家」ともいわれています。
         

        椎名麟三『菱の花』(昭和35年)より
         
        私の家は、女人堂という寺へ行く石段のたもとに建てられていた。私は、学校から帰って来るとそこでひとりで遊んでいるより仕方がなかったのであるが、その石段への寺へ用事のある村人やときたまやって来る参詣人たちが上ったり降りたりした。(略)その石段は、四十三段あった。私は、この事実を誰かに教えたくてたまらなかったのだが、誰にも話すことができなかったのだ。

         

        この地を訪ねられたかつての田島記者は「椎名麟三の生家は書写山円教寺の登り口。いまは人手に渡ったが、古びた女人堂の石段の下、五十年前と少しも変わらぬ姿で、つつましく建つ」と、書写東坂の女人堂について、ふれられています。


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         椎名麟三の生家と文学碑


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         『菱の花』に登場する女人堂への石段


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        女人堂(現在・如意輪寺本堂)


        1002年開山の書写山圓教寺は、女人禁制となり、開祖性空上人は「女人堂」を建立し、女人巡礼の札所としました。女人禁制は明治維新まで続き、この御堂で女人は御札を受け、男たちが山から下りてくるのを待っていたと伝えられています。


        田島主宰が訪ねられた当時の「女人堂」は、20年前に立て替えられており、現在は「如意輪寺本堂」として、地域の人々に親しまれています。


        書写山圓教寺は、西国三十三観音霊場第二十七番札所として、また映画「ラスト サムライ」のロケ地とし知られ、多くの人々が訪れています。「女人堂」のあった如意輪寺境内よりの山道は、今も圓教寺登山基点の一つとして、ハイキング客に利用されていますが、ロープウェイに乗れば、麓から約4分で山上に着くことができます。

         
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         如意輪観音像(姫路市指定重要文化財) 
         鎌倉時代の運慶の弟子の作と伝えられています。(特別開帳)


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         守護使不入の石標(姫路市指定重要文化財)
                   


        八重さん、素敵なご紹介をありがとうございました!

        田島主宰も、「ぼくの本の紹介をしていただき、昔の自分
        に出会ったような懐かしく、不思議な気分です」と、大変喜んでおられるとのこと。お若い頃の先生のお顔も掲載され、とても貴重ですね。

        八重さんは、ご子息が上記、書写東坂(書写山の麓)の天台宗・如意輪寺のご住職でいらっしゃるので、度々お訪ねになるそうです。
               
           金色の厨子の開かれ菊日和  八重


        素敵な一句ですね。


        ぜひ拝読したいです!


         


        迎春

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           明けましておめでとうございます。

           本年もよろしくお願いします。
                       
                       2014(平成26)年 元旦



          関西地区で開催されている「雉」句会はたくさんありますが、ご紹介しきれず心苦しく思っています。


          今年は「明石句会」や「京都吟行句会」報も掲載し、少しずつブログの充実をはかっていきたいと思います。今年もまた、アドバイスやご協力をいただけたら幸いです。


          今回は、古澤厚子さんが素敵な「日の出」の写真を送ってきてくださいました。お住まい(神戸市須磨)近くの高台からお撮りになったそうです。



           

           やはり新春の日の出は素晴らしいですね。
           新たな心でスタートできそうな気持ちになります。


           厚子さん、ありがとうございました。


           


          悼・東 和子さん

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             東 和子さんを偲んで       新谷 亜紀


            私たち関西地区の大先輩、東和子さんが急逝されました。


            訃報に接した時は耳を疑いました。あまりにも突然で信じられませんでした。


            京都から、娘さんのおられる鹿児島の病院に転院され、ゆっくり加療され快方に向かっておられるとばかり思っていました。7月にいただいたメールも、お元気そうな内容だったので安心しきっていました。


            でも、その後ほどなくお出ししたメールに返信がなかったので、そろそろお手紙でも書こうと、昨年ご一緒した吟行の写真をパソコンのデスクトップに貼り付けていました。そんな矢先の訃報でした。悲しくて、しばらく言葉も出ないほどのショックでした。


            個人的なお話になりますが、私はここ数年親の介護に縛られ、一番俳句の修行になると言われる吟行に参加できませんでした。


            そこで、和子さんの誠実でお優しいお人柄に甘え、私の極めて限られた時間にご一緒に吟行していただけないかとお願いしてみました。和子さんは快く承諾してくださり、即実行となりました。


            でも、母をデイサービスに預けている間の短時間でしたから、少し遠出をすると、時には小走りで引き返したり、大急ぎで昼ご飯をかき込んだりしなければならず、毎回バタバタしました。この「大急ぎ吟行」は1年あまり続き、私にとっては俳句修行以上に、何より心が開放される楽しい時間となりました。


            「大急ぎ」とはいえ、和子さんは要所要所でしっかり立ち止まり、句歴の浅い私に、きちんと季語等を教えてくださいました。


            そして、いつも私より先に駆けてゆかれ、発見し、凝視し、聴き、触れ、感動される和子さんでした。おかげで私は、初めて経験する感動の瞬間を、何度も味わうことができました。


            今でもはっきり和子さんの声が聞こえます。

            「亜紀さん、ほら見てごらん!」


            故・東和子さん(昨年12月2日宇治上神社にて)

            この後、和子さんは綿虫を見つけられ、二人はしばらく少女のようにはしゃぎ、薄日に透けてゆく綿虫を見つめていました。


            東 和子さん、本当に、本当にありがとうございました。

            心からご冥福をお祈りいたします。合掌。






             


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