明けましておめでとうございます。
本年も「関西地区だより」をよろしくお願いします。
2020(令和2)年 新春
北嶋八重さんから、下鴨神社の「干支の大絵馬」と「蹴鞠初」の写真とコメントが送られてきました。 以下にご紹介します。
「干支の鼠の大絵馬」は、重要文化財の舞殿(まいどの)に飾られています。二匹は、母子の鼠でしょうか・・・大絵馬には「福寿海無量」と描かれていました。
(北嶋八重さん 記)
下賀茂神社「蹴鞠初」
平安時代の貴族らが興じた蹴鞠を奉納する新春恒例の「蹴鞠初」が4日、下鴨神社で行われました。四隅に青竹を立てた「鞠庭」で、伝統衣装をまとった蹴鞠保存会の男女8人が輪になり、「アリ」「ヤア」「オウ」と声を掛けながらシカの革を縫い合わせた鞠を右足だけで地面に落ちないよう軽やかに鞠を蹴り合いました。
ボールを遠くに蹴るラグビーやサッカーとは違い、蹴鞠は高く上げると説明がありました。人垣で蹴り合う様子は見られませんでしたが、時折、上がった鞠を見ることが出来、新春らしい雰囲気を味わって来ました。
けふことに比叡の晴るる毬始 野口喜久子
紺ふかき装束翁や初蹴鞠 桂樟蹊子
(北嶋八重さん 記)
「福寿海無量」・・意味深長な、ありがたい「禅宗」のお言葉のようですね。
「海のように計り知れない幸せ」を噛みしめながら暮らしたいものです。
八重さん、今年も初春らしい京都の風景をお伝えいただき、ありがとうございました!