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京都あけぼの句会(4月)

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      ☆4月10日(日)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
        1人の投句は6句、互選は7句でした。
     
    ☆主宰の一句
     
     めんどりの産み箱に入る春の昼     田島和生
    (めんどりのうみばこにいるはるのひる)
     
    坂上元さんの、次の句評に納得した。「何故めんどりは卵を産むとき、ちゃんと産卵箱に入るのだろう。『産み箱』という言葉が他にはなくて大変いい。あたたかい『春の昼』に合っている。」なるほどと、読み返し感動した。
    もう一句。「鳶の巣を仰ぎゐる身の軽くなり」

    ◇ 田島和生主宰 選  (◎は特選)
     
    ◎靴の紐結びなほして花の道     今井淨子
     
    ◎老桜大きな瘤に支柱かな       新谷亜紀
     
    ◎図書館の詩集の棚や花明り     新谷亜紀

     山桜青みががりに蔵王堂       安藤えいじ
     花疲れ凭るる座椅子軋みけり    今井淨子
     よく透る尼の説話や彼岸寺       大前美智子
     ふり返り叉ふり返り花の雲       田子カンナ
     桜湯を酌める六人老姉妹       北嶋八重
     花冷えやおでこへ固き縄のれん   新谷亜紀
     若楓映る水面に魚の影         田子カンナ
     春禽の放てる尿(しと)の光りけり   一村葵生 
     いきなりの胸突き八丁花盛り     安藤えいじ
     マンドリン奏づる少女花の昼     北嶋八重
     千本の桜見下ろす矢倉かな       安藤えいじ
     白菫草に混じりて咲きにけり     居相みな子
     病室に剃刀を干す日永かな       阪上 元
     蘖のかそけき風に靡きけり      青木陽子
     綺羅のごとさざ波立ちて花筏    青木陽子
     白き胸反らして孕雀かな       阪上 元


    ☆「京都あけぼの句会」のご案内 いずれも午後2時〜5時
     
      5月 8日(日) 東山いきいきセンター  101号室
      6月12日(日) 東山いきいきセンター  102号室
      7月10日(日) 東山いきいきセンター  101号室

     北嶋八重さんが「勝持寺」の写真と解説をお送りくださいました。
     以下にご紹介します。
    <勝持寺> 西京区大原野南春日町
    京の西山連峰の麓にあり、“花の寺”とも呼ばれ、境内に約100本の桜があります。1140年(保延6)この寺で出家した西行法師が植え、愛したといわれる銘木「西行桜」が、鐘楼の傍らにあります。白鳳8年(679年)天武天皇の勅により、神変大菩薩役の行者が創建したのが始まりで、延暦10年(791年)に伝教大師が堂塔伽羅を再建したと言われています。承和5年(838年)に塔頭49院を建立されましたが、応仁の兵火に遭い、仁王門を除きすべて焼失し、現在の建物は乱後に再建されたものです。
    *謡曲「西行桜」と「小塩」は、この寺が舞台となっています。
     
      花見んと群れつつ人の来るのみぞあたら桜の咎にはありける   西行法師
     
    ちょうど境内は満開の桜で埋め尽くされていましたが、市内の花の名所に比べて
    訪れる人もそれ程多くはなく、ゆっくりと拝観することができました。
    (北嶋八重さん 記)
     
    勝持寺1.JPG

     
    阿弥陀堂.JPG
    阿弥陀堂

    勝持寺3.JPG


    西行桜.jpg
     西行桜

    勝持寺5.JPG

    さすが「花の寺」、見事な咲きっぷりですね 。
     
    西行に「桜の咎」とまで言わしめた魅惑的な西行桜。
    来年はぜひ観に行ってみたいです♪
     
    八重さん、ありがとうございました!

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