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京都あけぼの句会 第74回(8月)

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    ☆ 8月4日(日)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
      林杉子さんから句会報をお送りいただきましたので、以下にご報告します。
    ​  

    ☆主宰の一句
     
      鳴ききつて蟬かさと落つ浮根かな  田島和生
      最期まで渾身の力で鳴き、木の浮根にぶつかって生命が尽きた蟬。主宰は、そんな蝉の姿を凝視された。健気に生ききった蟬の姿から、生命ある限り精一杯生きるべきことを教えられた気がする。感動の余韻にひたった。もう一句。「朝顔の空の色して咲き上る」
     
     ★ 田島和生主宰 選(◎は特選)

    ◎ さみどりの鎌を構へて子蟷螂     大前美智子
     
    ◎ 大夕立河の向かふの晴れ渡り    居相みな子
     
    ◎ 黙々とペンキ塗りたる溽暑かな    新谷 亜紀
     
    ◎ 晩夏光町家の土間に靴揃へ     新谷 亜紀  

    庭石を堀り越こしをり土用照       一村 葵生      
    鱧鮨をつくる厨に遠囃           今井 淨子            
    梅雨闇の岩屋におはす木乃伊(ミイラ)仏 小谷 廣子      
    掴めずに握りし童蝉の殻         安藤えいじ        
    街路樹の揚梅踏みて下校の子     今井 淨子           
    すやすやと眠る赤子や蝉時雨     山田 流水
    滝壺へ小暗き道の細くなり       小谷 廣子
    万緑や禊の瀧の大しぶき        小谷 廣子
    夏深し谷の底より子らの声       一村 葵生
    奥座敷からから回る扇風機        新谷 亜紀 
    空蝉の飛び立つ構へ木に高き     安藤えいじ
    名園のひとすぢ光る作り瀧        小谷 廣子
    蝉暑し調子はづれの声まじり      居相みな子      
    ひとしきり鳴いて皆立つ朝の蝉     居相みな子
    猫追へば灼けつく道へかけ出せり    居相みな子    
    里村や人影見えず蝉時雨        山田 流水 
    草に触れ木の肌に触れ揚羽蝶     大前美智子
    空蝉の鼈甲色や乱反射          安藤えいじ   
    牛馬みな尾を振り止まぬ夏野原     安藤えいじ 
                                 
     
    ☆「京都あけぼの句会」のご案内 いずれも午後2時〜5時
      
      9月20日(水 )  東山いきいきセンター 101号室
     
     10月18日(水 )  東山いきいきセンター 101号室

     
     北嶋八重さんが北欧4か国を旅行され、美しく爽やかな写真を多数お送りくださいました。 以下にご紹介します。

    「フィヨルドと滝、水辺の写真が、残暑お見舞いの代わりになれば、幸いです。」
    (北嶋八重さん)
     
    コペンハーゲンの運河.JPG
    コペンハーゲンの運河

    ハリングダル渓谷・ヴォーリングの滝.JPG
    ハリングダル渓谷・ヴォーリングの滝

    フロム鉄道・ショースの滝.JPG
    フロム鉄道・ショースの滝

    ステーガステイン展望台からのフィヨルドの眺望.JPG
    ステーガステイン展望台からのフィヨルドの眺望

    グドヴァンゲンの港.JPG
    グドヴァンゲンの港

    スタンダールの滝.JPG
    スタンダールの滝

    ベルゲン.JPG
    ベルゲン
     
    心地よく涼をいただいた気持になりました〜♪

    八重さん、素敵な「残暑見舞」をありがとうございました!
     

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