<< 京都あけぼの句会 第79回(1月) | main | 「関西句会」(第182回) >>

「大津・本丸句会」(第65回)

0

    ☆1月30日(火)「大津本丸句会」が開かれました。
      一村葵生さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
     
    ★ 主宰の一句        
      
      日の当たる漱石山房梅早し   田島 和生 

     漱石没後一世紀。波乱の日本近代も維新以後一五〇年。「滅びるね」と作中人物が予言した日本は、すでに一度滅びたが、現在曲がりなりにも「文明開化」を成し遂げた。漱石山房を訪れた作者には、さまざまな思いが去来したことであろう。しかし、梅が咲き初めしずかに日の当たる山房のたたずまいのみ描写されて、かえって感慨深く思われる。
    ​  もう一句。「漱石の猫の石塚霜畳」  (一村葵生)
     

    ☆ 田島和生主宰選(◎印特選)
     
    ◎ 裸木へ燃え付きさうに入日かな     一村葵生
     
    ◎ 病床の父へ一匙寒の水        筧 ゆき
     
    ◎ 農小屋に雀固まる氷雨かな     馬場千香子
     
    ◎ 賑ひの終りて三日風しきり       向平真由美
     
    ◎ 荒縄の鰓(あぎと)吹かるる寒の市  山本和生
     
     暁闇に雨音を聞く寒さかな        熊村あけみ
     包(くる)まれて猫のもらはれゆく寒夜 西村千鶴子
     嫁とする雑煮支度に夜も更けり      向平真由美
     霜枯に並べて無残なアロエかな   竹内悦子
     巌くぐり子等飛び出すや初笑     三雲宏一
     初旅や狭霧抜ければ夕景色     安藤えいじ
     角曲がるまで手の振られ冬日和   熊村あけみ
     着ぶくれて遊里の路地を男下駄    西村千鶴子 
     地囲炉裏に大薬缶鳴る行者宿     山本和生
     我が家の雪と諦め雪下ろし      前田かよ子
     今生の雪の伊吹を見る二人     筧 ゆき
     初旅やつとの高野の胡麻豆腐    安藤照枝
     昼暗き草津本陣冴ゆる風       山田流水
     寒の雨今日も庭掃く一休像       山田流水
     母病みて幼子のやう初笑顔      西村千鶴子
     学園は月夜の海に雪達磨      山本愛次
     徳利に水仙生けて酒屋なる     筧 ゆき
     太極拳動けば遠く嶺の雪        青木陽子
     説法のとぎれ逮夜の雪明り      西村千鶴子
     日脚伸ぶ白壁さらに白くなり     竹内悦子
     自衛隊駐屯地裸木の列をなす    吉田 孟
     刀身のやうに反りたる氷柱かな   一村葵生
     庭に来る我もの顔の猫に雪     馬場千香子
     手毬つく姉と揃へば音ひとつ     前田かよ子
     餅の花撓る御茶所や夕明り     青木陽子
     冬の鷺彦根の濠を闊歩して     竹内悦子
     窓越しの雪降る音やひとり酒    山田流水
     供物凍つ鉄路の脇の献花台    西村千鶴子
     海老の尾の跳ねて飛ばせる値札かな 安藤照枝
     つくばひに氷張る日の続きけり   竹内悦子

     
    ★ 大津本丸句会のご案内  10時30分〜12時30分
     
    2月27日(火)大津生涯学習センター 201号室
    3月27日(火)大津生涯学習センター 201号室
    4月24日(火)大津生涯学習センター 201号室
    5月22日(火)大津生涯学習センター 201号室

     
    demati.18.2.6jpg.jpg
     出町橋 西詰(京都市上京区)
     

    コメント
    コメントする









    リンク
    プロフィール
    カレンダー
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031 
    << January 2020 >>
    最新の記事
    カテゴリー
    月別更新一覧
    コメント
    サイト内検索
    others
    携帯用QRコード
    qrcode