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「関西句会」(第190回)

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    ☆9月23日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
     小谷廣子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
     
     
    ◇ 田島和生主宰 選 (◎印特選)

    ◎新涼や白波のとぶ小松原     小谷廣子
     
    ◎山の辺は風の湧く道葛の花    井浪千明

     白粉の咲いて深まる四方の闇    中野はつえ
     穴太積の天守の跡や法師蝉          古澤厚子
     話声路地に響きし良夜かな     安藤えいじ
     蕎麦の花小雨に煙る国境     北嶋八重
     社説読みしばし微睡む昼の虫    安藤えいじ
     小流れに映る露草色深し     古澤厚子
       無言館
     身にしむや妻のデツサン残し逝く 北嶋八重
     邯颪里い茲菴Яし水の秋    柴田惠美子
     月天心ガントリークレーン聳え立ち 古澤厚子
     ロープウエーの谷に湧くごと虫の声 北嶋八重
     朝寒や一枚羽織る夫のもの    中野はつえ
     秋霖や水輪の中に亀の口     古澤厚子
       俳句弾圧不忘の碑
     弾圧の句碑や信濃の天高し    北嶋八重

     
    ☆「関西句会」のご案内   
     
    10月28日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
     
    11月25日(日) 1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」

      
    北嶋八重さんが「無言館」と「俳句弾圧不忘の句碑」の写真と解説をお送りくださいました。以下にご紹介します。
     
    <無言館> 長野県上田市古安曽
      信州・上田の郊外、塩田平を望む丘の上建つ美術館。 第二次世界大戦で没した画学生の遺作や遺品を集めた美術館で、1997年に開館しました。
      施設名の「無言館」は、展示される絵画は何も語らず「無言」であるが、見る側に多くを語りかけるという意味で命名されたといわれますが、訪れた人もまた展示の絵画を見て「無言」になるという意味をも含まれているそうです。

    <俳句弾圧不忘の句碑> 無言館敷地内 
      戦時中の治安維持法の下、俳句雑誌「京大俳句」のメンバーら40人を超える俳人が検挙され、投獄されるなどしました。その俳句弾圧事件を忘れず、思想と表現の自由を願って、金子兜太、窪島誠一郎(無言館館主)、マブゾン青眼(長野在住のフランス出身の俳人、他多くの俳人の等の呼びかけで、「俳句弾圧不忘の碑」が建立され、平成30年2月25日の除幕式には、田島主宰も出席されました。
      碑の文字は、幕式直前の2月20日に98歳で亡くなった金子兜太が揮毫し、その下に、弾圧された俳人の作品17句が刻まれています。その内の数句を書き留めて来たので、ご紹介します。
     
      降る雪に胸飾られて捕へらる      秋元不死男
      我講義軍靴の音にたたかれたり    井上白文字
      徐々に徐々に月下の捕虜として進む  平畑静塔
      戦争が廊下の奥に立つてゐた     渡辺白泉
      英霊をかざりぺたんと座る寡婦      細谷源二

    (北嶋八重さん 記)
     
     無言館
     
     オリーヴの読書館
     
     山王公園
     
     俳句弾圧不忘の碑
     
     塩田平を望む丘

     
    自由な表現が脅かされる時代、
    二度と繰り返してはなりませんね。
     
    私もぜひ訪ねたいです。
     
    八重さん、丁寧なご紹介文をありがとうございました!
     

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