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京都あけぼの句会 第92回 (2月)

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    ☆2月20日(水)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
     北嶋八重さんから句会報をお送りいただきましたので、以下にご報告します。
     
     
    囀や深山の仏目をつむり     田島和生
     
    大仏へ酒の紙函さくらの芽    田島和生
     

    ★ 田島和生主宰 選 (◎印は特選)
     
    ◎ 寒明けの寺領に高き鶏の声   林 杉子
     
    山からの水躍り出づ雪解風    小谷廣子
    山門へ深き一礼梅日和       熊村あけみ
    御門まで小走りの人春の雪    田子カンナ
    寺守の話聞きゐる余寒かな    北嶋八重
    温む池しぶき大きく鯉の跳ね   居相みな子
    下萌や幼の靴の新しき       安藤えいじ
    薄々と残る寒さや癌告知      青木陽子
    樹の上に長き足折り巢組かな  小谷廣子
    空つぽのボストンバッグ春浅し  安藤えいじ
    そぼ濡れて木々の赤らむ雨水かな 安藤えいじ
    荒れ止まぬ国境越えて流氷来   安藤えいじ
    口利かず懸想文(けさうふみ)売目の笑ひ 北嶋八重
    古草の土手や川面の光受け    熊村あけみ
    冴返る白き築地の冷泉家      小谷廣子
    白壁の長き御苑や冴返る      居相みな子
    赤々と護摩燃え盛る冬の果    北嶋八重
    玩(もてあそ)ぶ入れ齒カチカチ二月尽 田子カンナ
     
     
    ★ 京都あけぼの句会のご案内
     
        東山いきいきセンター101号 午後1時半開始
        
        平成31年 3月20日(水)
               4月17日(水)
               5月15日(水)
     
    ☆ 講演会のご案内
     
       「新興俳句の光と影」 講師 田島和生(「雉」主宰)
     
        日 時 4月27日(土) 午後1時〜
        会 場 京都朝日カルチャ―センタ― 筍娃沓機州横械院州坑僑坑
        受講料 3465円(一般)
     
       みなさん、ふるってご参加ください。
     

    ☆ 北嶋八重さんが、嵐山の「周恩来記念碑」等の写真と解説をお送りくださいました。
     以下にご紹介します。
     
    「雨中嵐山」の詩碑
     
     中国の首相であった周恩来氏は、1919年の頃、恩師河上肇博士を慕って京都大学に学びました。この詩は、日本留学を終えた周恩来が、大正9年(1919年)4月5日、帰国を前に嵐山を訪れて作ったもので、この4月で、それから百年となります。詩碑は、日中平和友好条約の締結(1978年8月)を記念して、1979年4月16日、小倉山の麓の亀山公園に建てられたものです。

     私が訪れたのは春節の時期でもあり、中国人観光客の一行や家族連れが多く訪れ、子供に読み聞かせている母親も見かけました。早春の嵐山を訪れ、竹林の道→野々宮神社→亀山公園→渡月橋と散策してきました。
     

     雨中二次遊嵐山
     両岸蒼松、夾着幾株
     到尽処突見一山高、
     流出泉水緑如許、焼石照人。
     蕭蕭雨、霧濛濃、
     一線陽光穿雲出、愈見姣妍。
     人間的万象眞理、愈求愈模糊、
     −模糊中偶然見到一点光明、
     眞愈覚娃妍。
     
       雨の中二度嵐山に遊ぶ 
     両岸の青い松が 幾本かの桜を挟んでいる
     その尽きるところに 一つの山がそびえている
     流れる水は こんなにも緑であり 石をめぐって人影を映している
     雨脚は強く 霧は濃く立ちこめていたが
     雲間から一筋の光が射し 眺めは一段と美しい 
     人間社会のすべての真理は 求めれば求めるほどあいまいである
     だが そのあいまいさの中に 一点の光明を見つけた時には
     さらに美しく思われる”
     
     中国の革命運動に身を投じる決意をした心境を、この詩の中で詠んだと言われています。
           (北嶋八重さん 記)
     
     竹林の道
     
     周恩来の詩碑
     


     
     法輪寺の宝塔
     

    含蓄のある詩文、心に沁みます。
     
    真の日中友好、世界平和のために「一点の光明を見つけた」いものですね。
     
    八重さん、ありがとうございました!
     

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