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京都あけぼの句会 第97回 (7月)

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    ☆7月17日(水)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
     林杉子さんから句会報をお送りいただきましたので、以下にご報告します。

    ☆主宰の一句
     黒揚羽舞ふや遠より次の鉾   田島和生
     
     句会当日の朝に催された山鉾巡行を、主宰は即興で詠まれた。目もあやな鉾を、賑々しく出迎え見送り、さて次の鉾はとわくわくしながら待っておられた作者。と、その間隙を縫うように、黒揚羽が眼前を舞って過ぎった。目が覚めるような蝶の美しさに、はっとしている間もなく次の鉾が近づいてくる。自然美と人工美の共演の一瞬を活写された。もう一句「長刀へ天日きらり鉾廻し」
      (新谷亜紀) 
         
    ★ 田島和生主宰 選 (◎印は特選)
     
    ◎ 新しき草ながれ来る溝浚へ    熊村あけみ
     
    ◎ 大夕焼旅人のごと立どまり    田子カンナ
     
    ◎ まのあたり軋みて過ぐる鉾車   新谷亜紀

    夕立の跳ぬる雨足光りけり      居相みな子
    裏山は古戦場跡夏うぐひす     小谷廣子
    黒き鵜の浮かびて潜る川の中   大前美智子
    にはとりの声高らかに梅雨晴間   山田流水
    工事夫の襟に塩噴く炎天下     青木陽子
    小窓より西日射し入る蔵二階    青木陽子
    ビルの間(あひ)しなひうねりて鉾の先 新谷亜紀
    枇杷の実へ群れて声高朝鴉     熊村あけみ
    みづいろの鼻緒の指の涼しげや  新谷亜紀
    まほろばの風に波打つ青田かな  小谷廣子
    わし掴み素手の漢の田草引     林 杉子
    むしむしとまだ降りたりぬ夕立かな 居相みな子
    警策にぴしりと打たれ堂涼し     北嶋八重
    雲の峰水平線を超ゆる船            熊村あけみ
    纜(ともづな)のほどよきゆるび青芒 小谷廣子
    あの仕草母に似てをり草取女    山田流水
    曳き初めやいつせいに揺れ鉾の房 新谷亜紀
    笛を吹く乙女に風や青田道     林 杉子
    葛切に京の一服一会かな      阪本節子
    軽鳧の子のモンローウオーク一列に 安藤えいじ
    睡蓮に雨きらきらと浄土池     小谷廣子
     
     
    ★ 京都あけぼの句会のご案内
     
        東山いきいきセンター101号 
        
        2019年 8月21日(水)午後1時半開始
              9月18日(水)午前10時半〜 

     
    ☆ 北嶋八重さんが、祇園祭の鉾のひとつ「伯牙山」「杉本家住宅」の写真と解説をお送りくださいました。
      以下にご紹介します。
    伯牙山
     中国の周時代、琴の名人伯牙とその友人鍾子期との物語によるもの。伯牙が鍾子期の死を聞いて琴の弦を断ったという故事をあらわし、ご神体は手に斧を持ち前に琴が置かれています。
    伯牙山会所の杉本家住宅 
     京都市下京区綾小路通新町西入ル矢田町116番地 ・ 電話番号075-344-5724
     京町家の杉本家住宅は、京都の中心部にありながら江戸以来の大店の構えをよく伝え、主屋は表通りに面する店舗部と裏の居室部を取合部でつなぐ表屋造りの形式です。杉本家は寛保3年(1743)「奈良屋」の屋号で創業した呉服屋で現在の主屋は元治の大火後の明治3年(1870)に再建されました。住宅は平成22年6月に国の重要文化財に指定され、続いて平成23年に「庭」が「京町家の庭」として初めて国の名勝指定を受けました。祇園祭に際して、この住宅は当町伯牙山のお飾り場となっています。
     祇園祭の時期に一般公開されるので、宵山の鉾町巡りを兼ねて、杉本家の「屏風飾り展」で年一度お披露目の俵屋宗達「秋草図屏風」を眺めてきました。蒸し暑い中、京町家の夏のしつらえにしばらく蒸し暑さを忘れて、涼やかな気分になりました。
     10名以上で申し込むと見学出来ます。(1人1500円 月曜日は閉館)家の中や庭は写真撮影禁止で、ご紹介することが出来ませんが、「全国俳句大会」会場の「からすま京都ホテル」の直ぐ近くですので、ご興味のある方は、見学されてはいかがでしょうか。     (北嶋八重さん 記)

    伯牙山 (002).JPG
    伯牙山 

    お飾り.JPG
    お飾り

    杉本家.JPG
    杉本家

    巡行の伯牙山.JPG
    巡行の伯牙山

    こうしてお飾りだけを拝見しても、意匠が凝らされた
    山鉾の見事さにあらためて感動します。

    八重さん、ありがとうございました!
     

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