<< 京都あけぼの句会 第97回 (7月) | main | 「大津・本丸句会」(第83回) >>

「関西句会」(第199回)

0

    ★7月28日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
     小谷廣子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
     
    ☆主宰の一句
     
    月下美人月は雲間を飛びにけり   田島和生
     
     月下美人は夜、白い大輪の花を、仄かな甘い香りを漂わせて開く。窓外を見ると淡い月が雲間を動いた。ほんの一瞬の動きを「静」の中に捉え、映像を見ているような、美しく清新な句である。
     もう一句「切株の猫の見てをり土用波」
     (小谷廣子さん 記)
     
    ☆ 田島和生 主宰 選 (◎印特選)
     
    ◎若牛蒡切るほど匂ふ厨かな   安藤えいじ

    ◎初蝉や砂場に児等の砂埃    柴田惠美子

    祇園会や賀茂の流れのきらきらす  中野はつえ
    山の端に夏至の大きな入日かな  小谷廣子
    首洗ひ池てふしるべ木下闇      北嶋八重
    雨跡の山黒々と夜の秋        井浪千明
    朝まだき雀一羽の声涼し       柴田惠美子
    雨上がり自販機に蟻這ひのぼる 井上基子
    灼けゐたる神社の屋根の八咫烏 小谷廣子
    破れ垣に白百合匂ふ空き家かな  安藤えいじ
    鼓打つたびにひらひら絽の袂   北嶋八重
    病葉や寺領を走る水の音       井浪千明
    一声に山の静寂を牛蛙         原 万代
    大鯉の跳ぬる飛沫や苔の花     中野はつえ
    踏み石は石臼なりし走り萩      井浪千明
    白鷺のゆるり寄り来る田草取    井上基子
    いかづちのひとつ大きく戻り梅雨  小谷廣子
    木仏の干割れを撫づる夏遍路   原 万代
    伸び縮み道の真ん中の大蚯蚓   柴田惠美子
    新聞のインクが滲む小暑かな    安藤えいじ
    能涼し子方の声の澄みにけり    井浪千明
    小流れの花藻の沈む水の嵩     柴田惠美子
    宵涼し池に映りて揺らぐ木々     井上基子
    喪の家の裏より匂ふ愡顎     小谷廣子
    飛沫あげ大鯉跳ねたる梅雨の入 中野はつえ
     
     
    ☆北嶋八重さんが「みたらし祭」の写真とコメントをお送りくださいました。
      以下にご紹介します。
    みたらし祭(下鴨神社夏越の神事)
       下鴨神社の末社・井上社の夏の神事で、土用の丑の日前後に、境内の御手洗池に足をひたしたままろうそくを供え、ご神水をいただくことで一年間、の無病息災を祈ります。毎年、欠かさずに「「足つけ神事」で夏越のお祓いをしているからでしょうか、これまで大病もせず、無事に過ごせています。期間中、奉納されたおよそ千灯のみたらし提灯が楼門や境内を照らし、参道に並ぶ夜店の活気とともに糺の森は、夜遅くまで賑わいます。
    (北嶋八重さん 記)

    下鴨神社みたらし祭.JPG
     下鴨神社みたらし祭

    2.JPG


    舞殿.JPG3.JPG
     舞殿

    夏越神事.JPG4.JPG
     夏越神事

    5.JPG


    6.JPG


    7.JPG


    8.JPG

    池に映る灯も人々の足もとも、涼しげですね。
     
    写真を拝見するだけで、心身を清めていただいた気がします。
     
    八重さん、今回も「京の夏の風物詩」をありがとうございました!
     

    コメント
    コメントする









    リンク
    プロフィール
    カレンダー
      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    << October 2019 >>
    最新の記事
    カテゴリー
    月別更新一覧
    コメント
    サイト内検索
    others
    携帯用QRコード
    qrcode