☆10月25(日)アネックス・パル法円坂において「関西句会」が開かれました。
1人の投句は5句、互選は7句でした。
◇ 田島和生主宰 後日選 (◎は特選)
◎椎の実の降るや寮歌の碑に 北嶋八重
◎秋の蝶流木の根に触れゆけり 伊藤由紀子
細縄に縛られ萩の立ち上がり 藤田侃也
雨粒に水面とんがり冬近し 松本陽子
名園の蔀戸を上げ秋惜しむ 小谷廣子
二串の柿の干さるる湖の風 柴田恵美子
鶺鴒の飛びゆく枝の揺れにけり 北嶋八重
残照のみずうみへ飛ぶ草の絮 柴田恵美子
日当りて草の絮飛ぶ湖岸かな 小谷廣子
乳呑み子のまた重くなり今日の月 安藤えいじ
大房の揺れに揺れたる秋神輿 鈴木逵子
波の穂のきらめきやまぬ秋の果 松本陽子
坊守の束子で洗ひ秋簾 藤田侃也
山椒の実岩の斜面へ弾けとぶ 鈴木逵子
聳え立つ島の聖堂薄紅葉 大西トヨ子
時計台高きに登り見下せり 北嶋八重
☆「関西句会」のご案内
11月22日(日) 1時半〜於:「アネックスパル法円坂」3F
12月20日(日)1時半〜 於:同上
北嶋八重さんが、「砥峰高原」の薄の写真をお送りくださいました。
以下にご紹介します。
なだらかな山なみに、うねるような薄の穂なみ。
なんと素敵な晩秋の景でしょう!
八重さん、ありがとうございました。