☆5月14日(日)東山いきいきセンターにおいて「京都あけぼの句会」が開かれました。
以下にご報告します。
★ 田島和生主宰 後日選(◎は特選)
◎春惜しむ女人高野の磴登り 北嶋 八重
◎一笛にはじまる舞や杜若葉 北嶋 八重
軒先の堆き古書緑さす 安藤 えいじ
賓頭盧(びんずる)の肩を摩りて暮の春 北嶋 八重
キャンパスや余花に蹄の高鳴れる 小谷 廣子
夏燕造り酒屋の明り窓 田子 カンナ
早打ちの鉦に果てたり壬生狂言 新谷 亜紀
余花の雨馬場を駆けゆく騎馬乙女 小谷 廣子
青(もろ)鷹(がえり)空の奥処へ入るごとし 一村 葵生
陶工の墓の小さき青時雨 新谷 亜紀
片蔭に庖丁研屋来てをりぬ 青木 陽子
代掻きの泥に染まりし流れかな 一村 葵生
露天湯に瞼を閉づるほととぎす 安藤 えいじ
池の面を覆ひつくせり花の塵 大前 美智子
抱く稚児に胸を蹴らるる初節句 北嶋 八重
古墳山裾廻の野蒜摘みにけり 小谷 廣子
車椅子中庭に出で桜草 大前 美智子
崩るるもなほ香りたる富貴草 北嶋 八重
名園の石橋わたるかきつばた 大前 美智子
山を下り吊橋わたる青嵐 小谷 廣子
卒塔婆のいつせいに鳴り青嵐 新谷 亜紀
新茶汲み話の続き聞いてをり 田子 カンナ
さざなみのひかりちりばめ朝桜 小谷 廣子
賓頭盧(びんずる)の肩を摩りて暮の春 北嶋 八重
キャンパスや余花に蹄の高鳴れる 小谷 廣子
夏燕造り酒屋の明り窓 田子 カンナ
早打ちの鉦に果てたり壬生狂言 新谷 亜紀
余花の雨馬場を駆けゆく騎馬乙女 小谷 廣子
青(もろ)鷹(がえり)空の奥処へ入るごとし 一村 葵生
陶工の墓の小さき青時雨 新谷 亜紀
片蔭に庖丁研屋来てをりぬ 青木 陽子
代掻きの泥に染まりし流れかな 一村 葵生
露天湯に瞼を閉づるほととぎす 安藤 えいじ
池の面を覆ひつくせり花の塵 大前 美智子
抱く稚児に胸を蹴らるる初節句 北嶋 八重
古墳山裾廻の野蒜摘みにけり 小谷 廣子
車椅子中庭に出で桜草 大前 美智子
崩るるもなほ香りたる富貴草 北嶋 八重
名園の石橋わたるかきつばた 大前 美智子
山を下り吊橋わたる青嵐 小谷 廣子
卒塔婆のいつせいに鳴り青嵐 新谷 亜紀
新茶汲み話の続き聞いてをり 田子 カンナ
さざなみのひかりちりばめ朝桜 小谷 廣子
☆「京都あけぼの句会」のご案内 いずれも午後2時〜5時
6月11日(日) 東山いきいきセンター 102号室
7月 9日(日) 東山いきいきセンター 301号室
8月 4日(金) 東山いきいきセンター 101号室
北嶋八重さんが「室生寺」の写真と解説をお送りくださいました。
以下にご紹介します。
<室生寺>
奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派大本山で、創始期(平安時代前期)の姿が見られる唯一の山岳寺院です。
女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」とも呼ばれています。参道の石段に沿って数多くの古建造物が並び、本尊の釈迦如来立像を祀る金堂、灌頂の儀式が行われていた本堂、そして小ぶりながらも優雅にそびえる五重塔が、それぞれ国宝に指定されています。ゴールデンウィークの頃、仁王門周辺や鎧坂から五重塔にかけての参道は、沢山の石楠花に彩られていました。
(北嶋八重さん 記)
以下にご紹介します。
<室生寺>
奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派大本山で、創始期(平安時代前期)の姿が見られる唯一の山岳寺院です。
女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」とも呼ばれています。参道の石段に沿って数多くの古建造物が並び、本尊の釈迦如来立像を祀る金堂、灌頂の儀式が行われていた本堂、そして小ぶりながらも優雅にそびえる五重塔が、それぞれ国宝に指定されています。ゴールデンウィークの頃、仁王門周辺や鎧坂から五重塔にかけての参道は、沢山の石楠花に彩られていました。
(北嶋八重さん 記)
金 堂
本 堂
五重塔
GW中の都会の喧騒を離れ、静かな佇まいですね。
石楠花が、山岳寺院の参道に映えて爽やか!
八重さん、ありがとうございました!