☆7月23日(日)アネックスパル法円坂において「関西句会」が開かれました。
北嶋八重さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
◇ 田島和生主宰 選 (◎印特選)
◎ 大夕焼明石大橋つつみけり 古澤 厚子
◎ 生簀籠籠積み上ぐる波止雲の峰 井波 千明
連山を結ぶ鉄塔青嵐 古澤 厚子
繰り返しボール蹴る子や日の盛 大西トヨ子
遠雷や剃刀当てる手を止めて 安藤えいじ
風に乗り谷底へ舞ふ竹落葉 藤田 侃也
一輪挿し虎尾草の先曲がりたる 安藤えいじ
黙々と網をつくろふ日の盛 原 万代
船繋ぐ綱のたるむや土用東風 井波 千明
泡立てて蛸のからまる大生簀 中野はつえ
小流れに鷺の動かず日の盛 藤田 侃也
鳥威目玉ぎょろりと夜の道 原 万代
片蔭に昼酒交わす漁師町 大西トヨ子
短夜や蚊遣の煙まだ立ちて 安藤えいじ
一村を見渡す寺や青田風 古澤 厚子
土用波小さき釣り船漂へり 井上 基子
渓谷へほとばしる水青楓 小谷 廣子
甲板で語らひ旅の月涼し 原 万代
☆「関西句会」のご案内
8月27日 (日)1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
9月24日 (日)1時半〜 於:「アネックスパル法円坂」
北嶋八重さんが「祇園祭・後祭」の写真と解説をお送りくださいました。
以下にご紹介します。
以下にご紹介します。
<祇園祭・後祭(あとまつり)>7月24日ユネスコの無形文化遺産に登録され、日本三大祭のひとつとして知られる祇園祭は、1100年以上の歴史を持ち、幾度か中断を余儀なくされながらも復興を繰り返し、町衆により引き継がれてきました。
山鉾巡行は以前、7月17日(前祭 山鉾20基)と7月24日(後祭 山9基)の2回に分かれていましたが、昭和41年(1966)、後祭が17日に合流しました。2014年より半世紀ぶりに後祭が復活し、7月17日の前祭(さきまつり)で23基の山鉾が巡行した後、24日の後祭(あとまつり)では10基の山鉾が巡行するようになり本来の祇園祭の姿に戻りました。
大船鉾は元治元年(1864)の「蛤御門(禁門)の変」による火災で鉾本体が焼けてしまい、以後は「休み山」として残された飾り物を展示するかたちでの参加が続いていました。その後、鉾町の人々をはじめとした努力の結果、失われていた囃子も復活、新たに鉾本体や懸装品も作られ、2014年から本格的に巡行に復帰し、後祭のしんがりとして、雄姿を披露しました。
(北嶋八重さん 記)
橋弁慶山
北観音山
大船鉾
長年、庶民文化を盛り立ててきた町衆の意気込みが伝わってきますね。
丁寧な解説で、後祭復活の経緯がよく分かりました。
八重さん、ありがとうございました!