★ 12月22日(日)小田北生涯学習プラザ(尼崎市)において「関西句会」が開かれました。
井上基子さんから句会報が送られてきましたのでご報告します。
☆ 田島和生主宰選 (◎は特選)
◎ 雪吊のほどよきゆるび松匂ふ 小谷廣子
◎ とろ箱に海鼠貼り付く赤と青 井浪千明
◎ 氷魚の糶すぐに終りし港かな 竹内悦子
大川の水尾とろとろと川普請 井浪千明
柚子風呂の香に包まれて目を閉づる 井上基子
雨の中透き通るごと冬桜 北嶋八重
味噌搗やまくりし主婦の腕太き 安藤えいじ
街路樹の木の葉飛び込む小鳥店 徳永絢子
落語会大笑ひして年送る 北嶋八重
須磨浦の凪の夕映え雪ぼたる 柴田惠美子
臥せをれば無聊をいやす冬の鵙 原 万代
梁に簪ふるる里神楽 小谷廣子
小春日や身に馴染みたる母の衣 西村千鶴子
凩や暗礁(いくり)の上を波とべり 小谷廣子
鉄の爪浚ふる冬の川深く 徳永絢子
唐突に獅子の咆哮園冴ゆる 柴田惠美子
溶岩(らば)原のくぼみかかよふ霜柱 小谷廣子
巡回の巡査に蹤きて雪ばんば 徳永絢子
吾を見てにらむ仁王や冬寒し 山田流水
三井寺の朝は鶲の地鳴きから 西村千鶴子
窓いつぱい眩しきまでに柿吊るす 中野はつえ
師と交はす一献ごとの年の暮 山田流水
バスを待つ波止場の小屋や隙間風 北嶋八重
きらきらと宵の明星おでん酒 柴田惠美子
柚子風呂の香に包まれて目を閉づる 井上基子
雨の中透き通るごと冬桜 北嶋八重
味噌搗やまくりし主婦の腕太き 安藤えいじ
街路樹の木の葉飛び込む小鳥店 徳永絢子
落語会大笑ひして年送る 北嶋八重
須磨浦の凪の夕映え雪ぼたる 柴田惠美子
臥せをれば無聊をいやす冬の鵙 原 万代
梁に簪ふるる里神楽 小谷廣子
小春日や身に馴染みたる母の衣 西村千鶴子
凩や暗礁(いくり)の上を波とべり 小谷廣子
鉄の爪浚ふる冬の川深く 徳永絢子
唐突に獅子の咆哮園冴ゆる 柴田惠美子
溶岩(らば)原のくぼみかかよふ霜柱 小谷廣子
巡回の巡査に蹤きて雪ばんば 徳永絢子
吾を見てにらむ仁王や冬寒し 山田流水
三井寺の朝は鶲の地鳴きから 西村千鶴子
窓いつぱい眩しきまでに柿吊るす 中野はつえ
師と交はす一献ごとの年の暮 山田流水
バスを待つ波止場の小屋や隙間風 北嶋八重
きらきらと宵の明星おでん酒 柴田惠美子
★関西句会案内
日時:2020年1月26日(日)午後1時半〜
☆ 北嶋八重さんが、歳晩の京都の写真とコメントをお送りくださいました。
以下にご紹介します。
<京都・四条大橋界隈の歳晩>
鴨川の水面にはゆりかもめが群れをなし、南座には顔見世のまねきが上がり、京都の歳晩らしい雰囲気を醸しだしています。(北嶋八重さん 記)
鴨川のゆりかもめ
南座
顔見世のまねき
出雲阿国像
冬晴の空が目にしみ、しみじみと歳晩の感慨にひたれますね〜。
八重さん、ありがとうございました!
みなさん、どうか良いお年をお迎えください。